不要な「ハガキ・切手」が持つ価値
昨年、未使用・書き損じのハガキや未使用切手から集まった寄付によって、途上国の子どもたちに383,689人分のポリオワクチンが提供されたことをご存知でしょうか?この素晴らしい成果は、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)による「ハガキ・切手回収キャンペーン」のおかげです。日本国内で行われるこの活動は、実際に命を救う力を秘めています。
活動の背景
JCVは、使われていないハガキや切手を回収し、それを換金することで得た資金を用いて、ワクチンを途上国の子どもたちに届けています。ハガキや切手は、私たちの思い出や日常生活の中で積もってしまいがちですが、それらが数千人の子どもたちの命を守る力になるのです。
特に、感染症によって毎日約4,000人もの子どもが命を落としている現状を考えると、このキャンペーンの意義は非常に大きいと言えます。ワクチンは、予防できる感染症から命を守るための重要な手段となっています。
ハガキ・切手回収キャンペーンの仕組み
この回収キャンペーンは、自宅やオフィスに眠るハガキや切手を郵送するだけで参加できるシンプルな仕組みです。書き損じたハガキや古い額面のハガキ、さらには消印が残っている使用済み切手も対象となります。たとえば、85円のハガキは、換金手数料を差し引いた約60円が寄付金として使われることになり、その金額で約30人の子どもにワクチンを届けることができます。
参加者からの温かいメッセージ
キャンペーンに参加する皆さんからは、感謝の言葉や励ましのメッセージが多く寄せられています。 「ハガキを捨てるのはもったいないと思い、寄付できるのが嬉しいです」といった声や、「少しでもお役に立てれば」と思いを込めて寄付してくれる方がいらっしゃいます。こうした温かい交流が、参加者同士の絆を深め、さらなる協力へと繋がっています。
支援の成果
JCVは、1994年の設立以来、UNICEF等と協力し、すでに1億3,966万人の子どもたちにワクチンを提供しています。2025年には、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に対し、合計約1億1,774万円分のワクチンや冷蔵設備を贈与しました。これにより、多くの子どもたちの健康が守られています。
昨年も、多くの方々の協力を得て1年間で383,689人分もの支援を実現しました。この成果は、皆様一人ひとりからの小さな行動が集まった結果であり、途上国の子どもたちの笑顔につながっています。
JCVからの感謝
支援国であるブータンの母親から寄せられた感謝の言葉も、活動の重要性を物語っています。「私たちの村は医療施設まで遠く、ワクチンは子どもを守るための命綱。日本の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」とのメッセージは、支援の連鎖が生み出す感動を感じさせてくれます。
最後に
ハガキや切手の寄付は、ただの物置の整理ではなく、子どもたちの命を救う貴重な行為となります。皆さまもぜひ、身近にある使わないハガキや切手を見直し、寄付に参加してみませんか?笑顔あふれる、未来を共に創っていきましょう。
私たちの活動への寄付は、単なる物質的な支援を超えて、心のつながりを深め、国境を越えた絆を築くことにつながります。今後とも、多くの皆さまのご協力を心よりお願いいたします。