福岡アジア文化賞特別講座の魅力
福岡市で行われる「福岡アジア文化賞」の特別講座は、アジアの文化や学術を深く学べる貴重な機会です。1990年に設立されたこの賞は、アジアの研究や芸術において顕著な成果を上げた方々を称える国際的な賞で、これまでに130名以上の受賞者がいます。今回は「アジア文化賞アカデミー 特別講座」として、2025年の受賞者による特別な対談が行われます。
プログラムの詳細
特別講座は11月8日土曜日、福岡市総合図書館の第1会議室で行われます。午前11時からの1時限目には、白永瑞(ペク・ヨンソ)さんと小説家の平野啓一郎さんが「東アジアと人文学」をテーマに対談します。このセッションでは、動的な歴史の捉え方や、相互理解の重要性について深く掘り下げます。午後3時からの2時限目では、高良倉吉さんと漫画家の高妍(ガオ・イェン)さんが「沖縄と、台湾と」と題したトークを行います。
著名な講師陣
白永瑞(ペク・ヨンソ)
彼は現代史研究者で、韓国の社会評論誌『創作と批評』の編集主幹としても活躍してきました。歴史を単なる固定した事実として捉えるのではなく、動的な実践課題として考察するその姿勢は特に興味深いものがあります。平野啓一郎さんとの対話を通じて、今の私たちの文化的な文脈の中で「東アジア」から新しい人文学の可能性を探ることが期待されます。
平野啓一郎
小説家として数々の賞を受賞している彼は、その作品を通じて美術や音楽といった多様な分野についても幅広い視野で語っています。彼の洞察はとても重要で、特に講座中にどのような知見が飛び出すか、非常に楽しみです。
高良倉吉
高良さんは沖縄の歴史を深く掘り下げ、新たな視点を提供しています。特に琉球王国の文化とその独自性を探求する彼の研究は、沖縄のアイデンティティに一石を投じています。彼が高妍さんとともに沖縄と台湾の歴史についての対話を行うことで、彼らの視点から新たな歴史像が描かれるでしょう。
高妍(ガオ・イェン)
台湾出身のこの若き漫画家は、自身の漫画を通じて沖縄と台湾の共通する歴史や痛みを描いています。彼女の作品は、特に沖縄と台湾の文化的なつながりを強調し、観客の共感を呼び起こす内容となっています。今回は、高良さんとの対話を通じてただれない視点を提供してくれることでしょう。
参加方法
この特別講座は無料ですが、事前の申し込みが必要です。募集は以下のリンクから行えます。定員に達した場合、申し込みをお断りすることがありますので、早めの応募をお勧めします。
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参加申し込みリンク
まとめ
「アジア文化賞アカデミー特別講座」は、アジアの文化を深く楽しく学ぶ絶好の機会です。参加者は、著名な学者やクリエイターとの対話から、新たな知識を得ることができます。アジアの文化や歴史に興味がある方々、是非ご参加ください!