浜松ホトニクスとサクラファインテックの提携
病理診断の現場で必要とされる効率化と迅速化を実現するために、浜松ホトニクス株式会社とサクラファインテックグループが新たに業務提携を結びました。両社は、病理標本作製からデジタル画像取得までの過程を一貫したシームレスなワークフローでつなげることを目指しています。これにより、病理医および検査室の診断業務を支援し、グローバルに展開する意向を示しています。
提携の背景
近年、病理診断領域ではデジタルパソロジーの普及が進んでいる一方で、ワークフローの効率化が求められています。日本市場での経験を踏まえ、両社はこれまでにも病理分野での連携を深めてきました。新たな提携を通じて、病理標本作製からデジタル画像化にかけてのプロセスを最適化し、迅速な診断を実現することを目指しています。
具体的な取り組み内容
提携の一環として、両社は次のような取り組みを行います。これによって、病理診断に関わる顧客が安心して作業を進められる環境を提供することを目指します。
1.
ワークフローの連携: 病理標本作製からデジタル画像化までの各プロセスを連携させることで、再作業や遅延リスクの低減を支援します。
2.
顧客支援の強化: 病理検査室における最適なワークフロー設計をサポートするため、共同で顧客支援を行います。
3.
教育コンテンツの提供: スキャンに必要な病理標本の作製や信頼性のあるスライド全体像(WSI)の取得に関する情報リソースを共同で展開し、教育を推進します。
グローバル展開のメリット
この業務提携は、単に国内に留まらず、国際的な展開も視野に入れています。病理診断の効率化が世界各地で実現することで、多くの患者が迅速な治療を受ける環境の整備が期待されています。具体的には、2026年3月21日から26日に米国テキサス州で開催される「USCAP 2026」では、この取り組みの詳細が発表され、さらなる注目を集めています。
会社について
浜松ホトニクス株式会社
浜松ホトニクスは光技術を駆使し、様々なデバイスやシステムを開発・製造しています。特に、病理分野向けのバーチャルスライドスキャナ「NanoZoomer®」シリーズは、20年以上にわたり病理診断の進展に寄与しています。この商材は日本国内外で広く利用されており、同社の技術力を誇示しています。
サクラファインテックグループ
サクラファインテックは、病理学分野において業界最高のイノベーションと品質を追求し、患者と医療機関向けに統合的なソリューションを提供しています。このグローバル企業は、サクラファインテックジャパン、サクラファインテックUSA、サクラファインテックヨーロッパが協力して病理の自動化に注力しており、150カ国以上でその成果を届けています。
この提携が病理診断のさらなる進展を促すことを期待しています。