エネルギーマネジメントの未来を切り拓く
株式会社ACCESSが国のカーボンニュートラル政策に対応すべく、新たに開発したエネルギー管理システム「POWERGs SMART CONNECT」の提供を開始しました。これは、スマートホームや小規模店舗を対象にしたEMS(エネルギーマネジメントシステム)を一括して提供する画期的なソリューションです。
POWERGs SMART CONNECTの概要
「POWERGs SMART CONNECT」は、エネルギーマネジメントサービスに必要なハードウェアやソフトウェア、通信インフラ、クラウド環境をワンストップで提供。また、従来の「POWERGs」システムだけでなく、他のシステム環境でも機能するように設計されており、事業者は独自開発のシステムを活用しつつ、EMSの導入をスムーズに進めることができるのです。
特に注目すべきは、以下の3つのソフトウェアが利用可能であることです:
- - POWERGs® EL CONNECT(ECHONET Liteプロトコルスタック)
- - POWERGs® ELWA CONNECT(ECHONET Lite Web API ライブラリ)
- - POWERGs® Matter CONNECT(Matterプロトコルスタック、2025年春提供予定)
これにより、様々な標準技術や制度に迅速に対応でき、コストを抑えつつも高品質なEMSの開発が可能になります。
脱炭素の課題とPOWERGs SMART CONNECTの意義
日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しており、特に家庭からのエネルギー需要の削減が急務とされています。電力需要の約30%を占める家庭部門では、2040年までに2013年度比で70%から80%の脱炭素を目指す必要があります。これには、スマートホーム向けのEMSの普及が不可欠です。
しかし、脱炭素を推進する企業の中には、様々な標準技術や制度の進化に唯一で対応するのが難しいとの声もあります。そこで、「POWERGs SMART CONNECT」は、厳しい状況の中でも事業者が高度なオリジナルサービスを開発しやすくするための支援ツールとなるのです。
スマートグリッドEXPOでの展示
ACCESSは、2025年2月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「第17回 スマートグリッドEXPO 春」に出展し、この新製品の詳細を読み解く機会を提供します。ブース(E61-36)では、様々な展示及び講演も予定されています。
- 2月20日(木)「V1G、V2Gを実現するEMS技術」
- 2月21日(金)「家庭・小型店舗向けEMS大量導入時代のソフトウェアデファインドEMS」
まとめ
「POWERGs SMART CONNECT」は、エネルギーマネジメントの現場に新しい風を吹き込み、スマートホームや店舗などにおける脱炭素化への道筋を切り開きます。これにより、事業者は迅速に市場に対応し、環境保護に寄与しながらもコストを抑えられるのです。新たなエネルギーマネジメントの出発点として、ACCESSの取り組みから目が離せません。