物理学を深めるための演習書『物理地学の基礎』が発売されました

新刊『物理地学の基礎演習問題と解説』登場

近代科学社は、2025年3月28日に新たな専門書『物理地学の基礎演習問題と解説』を発行しました。この本は、著者である田中秀文氏が大学の基礎レベルに焦点を当て、物理系地学分野の基礎知識を徹底的に体系化したものです。

書籍の概要

この書籍は、物理学的な考え方を重視し、読者が専門的な知識を身につけるための演習問題が豊富に掲載されています。各章では重要なテーマごとに分かれた解説と問題が設けられており、解答も詳細に記載されています。特に、数式の変形については、過程を省略せずに説明しており、読者が理解を深めながら数式を追うことができる工夫がされています。

内容のハイライト

書籍は354ページにわたって、計7章から構成されています。第1章では地球を惑星として捉え、ケプラーの法則や万有引力について解説。その後、放射性元素や重力、地震、地球の熱・温度、地磁気など、物理的観点から地球を多面的に分析しています。各章に用意された問題を解くことで、理解をさらに深め、専門家へと近づくための基礎力を養えます。

注目すべき著者プロフィール

田中秀文氏は1949年生まれで、東京工業大学で物理学を学びました。1975年に東京大学大学院で地球物理専攻を卒業し、1981年には理学博士の学位を取得。その後、東京工業大学や高知大学で教鞭を執り、多くの研究活動に従事しています。彼の専門は古地磁気学であり、国際的に評価される研究成果を数多く持っている著者です。