所沢高校生徒有志が地域ブランド『所沢牛』を守る取り組みを開始

所沢高校生徒有志が『所沢牛』を救う！

埼玉県所沢市に位置する株式会社さんぷくが、地域資源の保全を目指して面白いプロジェクトに取り組んでいます。それは、同市が誇る幻のブランド牛『所沢牛』を守るために、埼玉県立所沢高等学校の生徒たちを巻き込んだ取り組みです。高校生たちが自ら手を挙げ、牛の飼育から販売までを体験するこのプロジェクトは、地域の未来を担う若者たちの強い思いが結実したものです。

所沢牛とは？

所沢牛は、恵まれた育成環境と赤身の旨み・霜降りのバランスが高く評価されている希少なブランド牛です。しかし、現在所沢市にはわずか一人の生産者しかおらず、高齢化や人手不足の影響で存続が危ぶまれています。そこで株式会社さんぷくは、地域住民や高校生と連携して、所沢牛の存続と普及に向けたプロジェクトを始動しました。

プロジェクトの具体的な取り組み

このプロジェクトでは、高校生が月に1〜2回、所沢牛の餌やりや世話に参加します。さらに、肉の処理やパッキング、販売準備も体験。実際のレストランで提供される頃には、食の現場を通じて多くのことを学びながら自分たちの手でブランドを守る楽しさを感じられます。直売会も予定されており、高校生が接客や販売を手伝う姿が見られます。

精肉直売会の詳細

- 日時: 8月24日（日）11:30-16:00
- 会場: 和ごころふれんち樹樹HANARE
- 販売内容: 所沢牛精肉、加工肉（完全予約制）
- 参加: 所沢高校の生徒有志

地域ぐるみで次世代に『食』をつなぐ

この取り組みは、ただ食材の生産を大切にするだけでなく、食や地域の重要性を高校生に伝えるものです。株式会社さんぷくは、地域資源を活かしたフレンチや創作和食の提供、農業体験を含む宿泊プラン、旬を感じるメニュー作りなど、地域の魅力を発信してきました。その中で高校生の関与を加え、新たな未来への投資として捉えています。