地域振興に向けた包括連携協定の締結
2023年、山梨県富士吉田市において、富士ウェーブ株式会社と富士山の銘水株式会社が地域振興に関する包括連携協定を締結しました。両社の代表者、富士ウェーブの溝内代表取締役、富士山の銘水の粟井代表取締役社長、そして富士吉田市の堀内市長が出席し、この連携の意義を伝えました。
包括提携の目的
この協定は、地域の持続的な発展を目的としたもので、ただ工場を誘致して雇用を生むだけでなく、先端技術を用いて新たな産業を育成し、地域全体を活性化させようとする取り組みです。このアプローチにより、地域商社を設立し地元生産品を広めることで、地元への利益還元を実現。また、安全・安心に暮らせ、若者や女性に夢や希望をもたらす地域を形成することが目標です。
先端技術の活用
特に、富士ウェーブが持つ電界結合方式のEVワイヤレス走行中給電技術は、今後の地域産業に大きな影響を与えるものと期待されています。この技術と富士吉田市によるインフラ整備を結びつけることで、脱炭素社会に貢献する新たな産業が生まれるのです。富士吉田市から始まったこの取り組みは、全国的・国際的にも発展していくことが見込まれています。
地域商社の設立
さらに、官民共同出資による地域商社の設立も発表されています。富士ウェーブと富士山の銘水が強みとしている地元生産品を取り扱い、地域で得られた利益を最大限に地元に還元する「自己完結型サイクル」を目指します。この取り組みにより、地域経済の安定性が高まり、多くの市民が恩恵を受けることが期待されています。
会社概要
- - 会社名: 富士ウェーブ株式会社
- - 代表者: 代表取締役 溝内 竜士
- - 所在地: 山梨県富士吉田市上吉田4961-1
- - 事業内容: ワイヤレス給電技術の研究およびその技術を使用した製品の開発・製造・販売
この新たな協定は、地域振興の新しいモデルとなる可能性を秘めています。地域の未来には、持続可能な発展とともに明るい展望が広がっています。