Jin Dogg登場！BLOCK9周年が見せた熱狂のパーティー模様をレポート

BLOCK9周年イベントレポート

2024年8月11日、東京のclubasiaにて開催された「BLOCK」9周年イベントは、カルト的人気を誇るパーティーとして多くの人々を魅了しました。オーガナイザーであるNevalOne氏が主導し、日本のラップシーンに新たな風を吹き込んできたこのイベントは、独自のカルチャーを形成し続けています。

イベント開始前から、多くのファンが行列を作り、期待感が高まっていました。来場者は、特製の「BLOCK 9th Anniversary Limited T-Shirts」を身にまとい、パーティーに臨む姿が印象的でした。オープン時にはSECOND FLOORでmisa nakamuraがDJを担当し、LOUNGE FLOORでは$hirutaroがプレイを開始。メインフロアが開放されると、瞬時に観客が集まり、DJ KOTAROによる選曲がフロアを盛り上げました。特にアフロビーツの導入により、夏の雰囲気を演出。

MARZYのDJタイムでは、自身の所属する音楽コレクティブYENTOWNの楽曲や、リリースを控えているメンバーkZmの新曲などを披露し、会場内は熱気に包まれていました。VJによる演出も加わり、視覚的にも楽しませてくれる空間が広がりました。

次に登場したのは、ニューカマー14fourteen。覆面姿で未知のパフォーマンスを行い、強烈な存在感を放ちました。彼らのラップは、ストリートライフからのインスピレーションを元に、尖った言葉で自己表現。続いて和歌山から来たTOFUとMIKADOが「Amiri Star」を披露し、幻想的な雰囲気を創り出しました。

次は、BLOCK常連の釈迦坊主が登場し、「MOO MOO」や「I’MA 10 KNOW HEIKER」を歌唱。その後、Paleduskが待望の登場。エミネムの「Lose Yourself」が流れる中、激しいモッシュが繰り広げられ、音楽が生み出す一体感が会場を支配しました。

次のアクトはFUJI TRILL。最新アルバムからの曲を披露し、観客を揺さぶるパフォーマンスが続きました。TYOSiNも豪華なメンバーと共に登場し、新曲を含むパフォーマンスを行い、場を盛り上げました。

そして、Jin Doggがステージに現れたとき、会場のボルテージはさらに高まりました。彼のパフォーマンスには、オーディエンスの一体感が見られ、DJのリードのもとで激しいモッシュが起こりました。Jin Dogg自身もステージダイブを敢行する姿は、彼のパフォーマンスの高さを物語っています。最後にはZERRYも登場し、息をのむような共演が実現。

メインステージのトリを飾ったのはNO FLOWER。独自の世界観とハードな音色で、エキサイティングなフィナーレを迎えました。

BLOCKイベントは、単にメインフロアのパフォーマンスを楽しむだけではなく、ラウンジフロアや各種DJのプレイも魅力の一部です。多彩なアーティストたちが参加し、一緒にお祝いする光景は、BLOCKの独自性と盛り上がりを体感させてくれます。

9年間続くBLOCKの魅力は、その独自のカルチャーと双方向の参加から生まれるストーリー。オーディエンスとアーティストが同じ空間で楽しむ姿は、まさに未来の音楽シーンを感じさせるものでした。これからもBLOCKは新たなムーヴメントを生み出し続けるでしょう。

文：Misaki Hoshino
写真：KK (Kohki Kanai)