ハーバード大学発祥の「Teaching Kitchen」がオフィスワーカーの健康をサポート!
東京建物株式会社と株式会社キャンサースキャンは、東京駅前の再開発プロジェクト「八重洲プロジェクト」において、ハーバード大学発祥の生活習慣改善プログラム「Teaching Kitchen」のオフィス版を導入することを発表しました。
「Teaching Kitchen」は、ハーバード大学T.H. Chan公衆衛生大学院のデビッド・アイゼンバーグ医師が率いる研究グループによって開発された、肥満や糖尿病の治療を目的としたプログラムです。栄養疫学に基づいた実践的な内容で、キッチンでの実体験を通して生活習慣改善に必要な技術を習得できる点が特徴です。アメリカ国内では、企業や大学を中心に約120カ所で導入されています。
今回のオフィス版は、そうした疾患を発症していないオフィスワーカーも予防的に取り組めるようアレンジされたもので、国内初の導入となります。
オフィスワーカーのウェルビーイング向上に貢献
近年、生活習慣病患者の増加は世界的な問題となっています。企業は、従業員の健康意識向上とウェルビーイングの向上に力を入れる必要があり、そのためには、従業員と一体となった取り組みが求められます。
「Teaching Kitchen」オフィス版は、従業員に健康的な生活を送るための知識や技術を習得する機会を提供することで、健康意識の向上と生活の質の向上に貢献します。また、職場の仲間や家族とのコミュニケーションを通じて、一人では継続が難しい生活習慣の改善をサポートする環境を提供することで、多方面からウェルビーイングの向上を促進します。
企業にとってもメリットが大きい
企業にとっても、従業員のウェルビーイング向上への投資は、パフォーマンスの向上につながる重要な取り組みです。「Teaching Kitchen」オフィス版の導入は、従業員の労働生産性や組織力の向上に貢献し、企業価値を高めることが期待されます。
八重洲プロジェクトでの取り組み
東京建物は、八重洲プロジェクトにおいて、「Teaching Kitchen」オフィス版の実装を通じて、入居企業のウェルビーイング経営・健康経営をサポートしていきます。定期的なクラスやワークショップを開催し、従業員の健康意識向上のための新しい教育機会を提供していきます。
また、今回の取り組みの結果を踏まえ、東京建物所有の他の施設への展開も検討していく予定です。
東京建物のウェルビーイングへの取り組み
東京建物は、2023年3月にプロジェクトチーム「Well-being Lab.」を発足し、ウェルビーイングに関する施策の検討を深めています。首都圏のビジネスパーソン1万人への調査結果を基に、ウェルビーイング向上に資する行動や状況を分析し、「ウェルビーイング向上因子」を特定しました。
「Teaching Kitchen」オフィス版の導入は、これらの因子に基づいた効果的な施策の一つとして決定されました。
今後の展望
「Teaching Kitchen」オフィス版は、オフィスワーカーの健康意識向上に貢献するだけでなく、企業のウェルビーイング経営を促進する革新的なプログラムとして期待されています。今後、多くの企業で導入され、日本のオフィスワーカーの健康増進に貢献していくことが期待されます。