エイピア、2024年度決算発表
2024年12月期の決算を受け、エイピアグループ株式会社は過去最高の業績を達成したことを発表しました。売上収益は前年同期比で29%も増加し、341億円に達しました。この成長は、世界市場での成功やAI技術の向上に裏付けられており、今後も期待される成長を示しています。
業績ハイライト
エイピアの発表によると、2024年度の営業利益は前年同期比で2.5倍に増え、20億円に達しました。為替影響を取り除くと、実質的には3倍の24億円になる見込みです。また、売上総利益も30%増の178億円となり、収益力の向上を印象づけています。
さらに、2025年度の業績予想では、売上収益が34%増の455億円、営業利益が41億円と予測されており、引き続き堅調な成長が見込まれています。
グローバル市場での成長拡大
エイピアは、米国およびEMEA地域での売上が前年同期比で45%増加したと報告しています。北東アジアにおいても、34%の増加が見られ、デジタルコンテンツおよびEコマースが主要な成長要因として機能しています。売上増加の54%は既存顧客から、46%は新規顧客からのもので、顧客の多様性も示しています。
戦略的M&Aによる成長
エイピアは、AIマーケティングのリーダーとしての地位を確立するため、フランスのAdCreative.aiを買収しました。このプラットフォームは自動で最適な広告クリエイティブを生成し、エイピアの製品群を強化すると期待されています。 CEOのチハン・ユー氏は、この統合により、利益率の拡大と市場競争力の強化が図れると述べています。
2025年度へ向けての期待
2025年度に向けて、エイピアは複数の成長ドライバーを駆使し、さらなる収益性向上を目指しています。企業のAI導入が進む中で、新たな市場と業界への拡大を計画し、企業の効率化と利益率の改善を図っています。また、2027年度には売上収益700億円達成を目指し、CAGRは27%から31%の成長が見込まれています。
企業情報
エイピアは2012年に創業し、『ソフトウェアをよりスマートに、AIでROIを向上させる』を企業理念として、SaaS形式のAIマーケティングソリューションを提供しています。現在、アジア太平洋地域、欧州、米国に拠点を持ち、高度なデータ解析を通じて企業の意思決定を支援しています。エイピアは、今後の成長に向けてますます目が離せません。