ゼットエムピーの新技術
2012-01-16 15:46:16
次世代自動車の幕開け!ゼットエムピーが新たなセンシング技術を披露
2012年1月18日から20日まで、東京ビッグサイトにて開催される「オートモティブワールド2012」で、株式会社ゼットエムピーが最新技術を発表します。今回の展示では、同社が開発した次世代自動車プラットフォーム「RoboCar(R) MEV」に新しいセンシングシステムが搭載されました。これにより、自動運転や予防安全技術の研究がさらに進展することが期待されます。
新しいセンシングシステム
今回登場するセンシングシステムには、さまざまな技術が盛り込まれています。まず一つ目は、超小型モーションセンサである「OpticalFlow-Z」です。これはカメラと制御ボードが一体となったもので、死角にいる歩行者や車両をしっかりと捉えることが可能です。
二つ目は、「OpenCV」による歩行者検知システムです。このシステムは安価なカメラを用いて画像処理を行い、歩行者を認識します。その際、周囲への呼びかけも行うため、「クルマが近づきますのでご注意ください」といったメッセージが音声で流れます。スピーカーには狭指向性のものが使用され、より効果的にメッセージを伝えることを目指しています。
さらに、リアビューカメラも新たに搭載されています。このカメラはクルマの外部に設置され、環境に強い耐水性・耐熱性を持っており、車両の後方をしっかりと映し出します。次に紹介する「RoboVision」は、ルネサスエレクトロニクス製の高速並列画像認識チップIMAPCAR(R)を搭載したステレオカメラシステムです。このシステムにより、より高度な画像認識が可能になるのです。
最後に、すべてのデータを統合する「Position-Z」というセンサボードも導入されます。これは温度、湿度、気圧、GPSを一つの小型ボードに集約したもので、車両の運行管理において非常に重要な役割を果たします。
RoboCar(R) MEVの進化
「RoboCar(R) MEV」は2009年から展開されている次世代自動車開発用プラットフォームで、実車の1/10サイズのモデルから、一人乗りロボットEVまで多様なラインナップを揃えています。自動車メーカーや研究機関が自動運転技術や運転支援技術の研究を進めるための基盤として活用されています。
今回の展示では、これらの新しいセンシング技術をオプションとして販売する予定も発表され、今後の自動車産業に大きな影響を与えることでしょう。ゼットエムピーは、10年以上にわたるロボット開発や売上の実績を背景に、次世代モビリティの未来を切り開いていく企業として期待されています。
おわりに
自動車業界は急速に進化し続けていますが、ゼットエムピーのセンシング技術は、未来のモビリティ社会に不可欠な要素を提供しています。彼らの進化をぜひ会場で体感してみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ゼットエムピー
- 住所
- 東京都文京区小石川5-41-10住友不動産小石川ビル6F
- 電話番号
-
03-5802-6901