Blue Industriesが資金調達
2021-03-08 09:32:06

Blue Industriesが尿検査事業で1.2億円調達、最新技術で早期疾患診断を目指す

Blue Industriesが1.2億円の資金調達を実施



日本のスタートアップ、Blue Industriesは尿中のセルフリーDNAおよびRNA分析技術を基にした尿検査事業で、先日、総額1.2億円を調達しました。この技術は、がんや生活習慣病によって傷ついた血管や細胞から排出されるDNA断片やRNAを解析することで、早期診断やリスクの特定に繋がることが期待されています。

1. セルフリーDNA/RNA分析の重要性



現在、世界中で注目されているセルフリーDNAやRNAの解析は、健康診断の新たな形として認識されています。例えば、アメリカでは、Guardant HealthやGrailといった企業がこの分野で先駆的なサービスを展開しており、ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスといった著名な投資家も出資しています。これに対抗する形で、Blue Industriesは尿というアクセスしやすいサンプルから、独自の技術で解析を行います。

2. 独自アルゴリズムによる高精度解析



Blue Industriesでは、AIアルゴリズムを活用してセルフリーDNA/RNAのデータを解析し、体の状態を予測するための精度向上に努めています。特にRNAは自然環境で分解が早いため、分析においては通常-80度での超低温保存が必要です。しかし、同社では特許を取得した検査キットを使用することで、常温での保存や輸送が可能になり、手軽に検査が行える体制を整えました。

3. コスト削減のメリット



通常、血液中のセルフリーDNAを分析するには採血が必要で、冷凍保存が求められるため高額になりがちです。そのため、従来の数十万円かかる検査に対し、Blue Industriesは尿を利用することで簡便かつ低価格なサービスを展開。これにより、より多くの人々が手軽に利用できるようになります。実際、同社の尿検査は数十分の一のコストで提供される見込みです。

4. 今後の展望



Blue Industriesは、今後さらにデータを収集し、その解析を進化させることを目指しています。具体的には、尿や血液中のmRNAを使用して新型コロナウイルスの重症化リスク予測やワクチンの効果判定を行う技術の開発も視野に入れています。これは、医療への貢献だけでなく、広範な社会の発展にも寄与することが期待されています。

5. 代表者のビジョン



代表取締役の久慈知明氏は、自身の背景と経験を基に、医療と科学技術への情熱からBlue Industriesを設立しました。今後はさらなる研究開発とグローバルな事業展開に努め、人々の健康と福祉向上を目指します。様々な機関との共同研究も進めており、今後の成長が非常に楽しみな企業です。

6. サービスサイトと企業情報



興味のある方は、Blue Industriesが提供する「Pastool」の詳細を以下のリンクから確認できます。

サービスサイト

  • - 会社名: Blue Industries株式会社
  • - 所在地: 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル14階
  • - 公式サイト: Blue Industries

今後の技術進展とサービスの充実に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
Blue Industries株式会社
住所
墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル14階
電話番号

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