ベトナム技能実習生来日
2022-04-27 11:40:01

新たな一歩踏み出すベトナム技能実習生たち、日本の介護業界へ

ベトナムからやってきた技能実習生たち



近年、日本の介護業界での人手不足が深刻化する中、外国人技能実習制度が注目を集めています。この度、ベトナムから8名の技能実習生が「KAIGO人材育成協同組合」によって来日しました。当記事では、彼らの受け入れの背景や今後の活動について掘り下げていきます。

技能実習生の入国と研修


この2年間、新型コロナウイルスの影響で入国制限が続いていましたが、2022年3月以降、水際対策の緩和に伴い、技能実習生の受け入れが再開されました。4月には、5名が8日に、3名が12日にそれぞれ入国。この8名は、今後1か月間の研修を経て、介護施設に配属される予定です。

研修内容には、法定の「入国後講習」に加え、特別な「スタートアップ研修」が含まれています。この研修は、介護に必要な知識を学ぶだけでなく、感染症対策や接遇、認知症への理解、虐待防止についても深く掘り下げられます。入国時の日本語能力(N4)に基づいて制作された教材を使用し、就業後もe-ラーニングで復習が可能です。

実習生たちの声


来日したばかりのNさん(26才)とTさん(20才)に話を聞きました。Nさんは、「日本の高度な技術を学ぶために、この制度に挑戦した」と語っています。研修を経て、彼女は介護士としての専門性を高めたいという強い意志を見せています。さらに、日本の文化にも積極的に触れたいとのことです。

一方、Tさんは、「両親を助けるためにお金を稼ぎたい」とその理由を挙げ、新しい環境での生活に嬉しさと緊張感を感じていると明かしました。介護福祉士の資格取得に向けて前向きな姿勢を示しており、将来の夢に向かって努力を重ねるところです。

KAIGO人材育成協同組合の役割


「KAIGO人材育成協同組合」では、外国人技能実習生の受け入れを通じて、介護業界の人材不足解消に寄与しています。2020年に設立されたこの組合は、特に介護職に特化したサポート体制が強みです。受入れ準備として、指導者層の育成や研修を実施し、さらに実務者研修や介護福祉士受験対策も行っています。

地域福祉への貢献


組合の理念は「人財」「育成」「外国人」というテーマのもと、地域福祉の向上を目指しています。介護事業者の経営基盤を強化し、サービスの質を向上させる活動を続けています。特に、外国人材を活用した多様性のある職場環境が、今後の福祉業界に新しい風を吹き込むことでしょう。

まとめ


現在、ベトナムからの技能実習生が日本の介護業界に挑戦する大きなチャンスが生まれています。彼らが日本での経験を通じてどのように成長し、介護業界に貢献していくのか、今後の活動に期待が高まります。この取り組みが日本とベトナムの架け橋として、さらなる交流を促進することを願っています。

会社情報

会社名
KAIGO人材育成協同組合
住所
大阪府大阪市北区芝田1丁目4番14号芝田町ビル
電話番号
06-6375-2111

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