東海大学で開催される涙活ワークショップの全貌
2024年11月3日(日)、東海大学伊勢原キャンパスにおいて、感涙療法士の吉田英史氏が医学部学生向けに「涙活」ワークショップを開催します。このワークショップは、医療従事者が抱えるストレスについての理解を深め、心をリフレッシュするための貴重な機会を提供します。
医療業におけるストレス問題
医療業界はストレスの多い職場として知られています。厚生労働省のデータによると、医療従事者は精神障害による労災支給の件数が非常に高く、特に看護師や保健師はその傾向が顕著です。この背景には、人命に関わる仕事の重圧や、労働環境の厳しさ、患者や家族との関係性によるストレスが影響しています。これらの影響を軽減するために、企業や団体は今まで以上にストレスマネジメントに取り組む必要があります。
涙活とは?
「涙活」は、意図的に涙を流すことでストレスを解消する活動を指します。実際に泣くことによって、脳の自律神経が切り替わり、リラックスした状態へと導かれます。研究によれば、泣くことでストレスホルモンであるコルチゾールが抑えられ、心の混乱や怒りも軽減されることが分かっています。これは、感情的な涙が持つ独特の癒しの力によるものです。
ワークショップの内容
1. 涙の効能講義
吉田氏は、泣くことでストレスが解消される理由を医学的に解説します。また、泣くことに対する誤解をなくし、参加者がリラックスできる雰囲気を作り出します。
2. 感涙動画の上映
映画やドラマなどの感動的な動画を通じて、参加者に自然と涙を流してもらう試みが行われます。感情を揺さぶる多彩なジャンルの作品を使用し、それぞれの「泣きのツボ」へアプローチします。
3. 自分だけの「泣きのツボ」を発見
参加者は、自分自身の過去の経験から、どのような状況で涙が流れるのかを考える「泣ける話創作ワーク」に挑戦します。これは自己内省の手助けとなり、涙を流しやすい状態を作ることにつながります。
4. 写真を見ながら泣く
一枚の写真をじっくり見つめ、各自が自由に解釈し、涙を流すことを促します。この手法により、参加者はそれぞれの感情を発見しやすくなります。
5. ストレスの吐き出し
「泣き言セラピー」では、参加者が自らの弱音や愚痴を言葉にすることで、ストレスを整理し解放します。
6. 経験の共有
ワークショップの最後には、「涙友タイム」が設けられ、参加者同士で泣いた理由や感想を話し合います。この瞬間が、さらなる共感を生み出し、多くの発見につながるでしょう。
7. 感涙療法士について
涙活の効果を学んだ後、感涙療法士としての新たな医療職についても知識を深めます。
参加要項
日時: 2024年11月3日(日)10:30~12:00
場所: 東海大学伊勢原キャンパス 3号館204教室
主催: 東海大学
心の健康を守るために、涙を流すことの大切さを学び、共感し合うこのワークショップにぜひ参加してみてください。自分だけの泣きのツボを見つけ、ストレスを流すための一歩を踏み出しましょう。