星野源の新作エッセイ『よみがえる変態』が刊行
音楽家・俳優・文筆家として多方面で活躍する星野源が、文春文庫から新作エッセイ『よみがえる変態』を9月3日に発売します。本書は彼の壮絶な体験を描いたものであり、2011年から女性誌『GINZA』で連載されたエッセイに加え、病気を克服して復活するまでの道のりを綴っています。文春文庫としては『そして生活はつづく』『働く男』に続く3作目となり、これにより累計発行部数が100万部を突破しました。
エッセイの背景
この作品は、星野さんが自身のキャリアと私生活の中で直面した苦難を乗り越えた経験を率直に語るものであり、特に彼が経験した病との闘いは、感動的で力強いメッセージを持っています。「この頃の自分が文字通り死ぬほど頑張ってくれたから今の自分が居る」と星野さんは述べ、自らの過去と向き合うことで、今の自分を強く意識していることを明かしています。
書籍情報
- - 書名: 『よみがえる変態』
- - 著者: 星野源
- - 文春文庫: 定価600円+税
- - 発売日: 2019年9月3日
あらすじ
本書は、アルバム制作やドラマ撮影、執筆活動に追われる中で、心身ともに消耗していた星野源が、突然の病に見舞われた様子から始まります。「まだ死ねない。これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ」という彼の言葉には、絶対にあきらめたくないという強い意志が込められています。
目次の紹介
本書の目次には、日常のさまざまなエピソードが収められています。例えば、おっぱいから始まる「おっぱい」、過去との断絶を考える「墓参り」、好きなことを語る「マンガとアニメ」、お酒にまつわる思い出、そして自らの生き方を振り返る「生きる」など、多岐にわたる内容が詰まっています。
著者プロフィール
星野源(ほしの・げん)は、1981年に埼玉県に生まれました。彼は2003年に舞台『ニンゲン御破産』に参加し、その後、大人計画に所属。シングル『恋』は2016年に社会現象となり、2018年にリリースしたアルバム『POP VIRUS』はオリコンで4週連続1位を記録しました。俳優としても、多くの映画やドラマに出演し、数々の賞を受賞。近年では、『引っ越し大名!』が8月30日に公開されます。著書には『星野源雑談集1』や『いのちの車窓から』などがあります。
星野源の新作エッセイは、彼の生き様とその背後にある深い思想を知るための一冊として、多くの読者にとっての必読書となることでしょう。彼のリアルな体験は、同じように困難を抱える人々に勇気を与えてくれるはずです。