京セラが次世代薬局EXPOで高耐久スマホを初出展

京セラが次世代薬局EXPOに出展

京セラ株式会社は、2025年10月1日から3日の間、幕張メッセで開催される展示会「メディカルジャパン東京」の「次世代薬局EXPO」に、高耐久スマートフォンとタブレットを初めて展示することを発表しました。このイベントは、薬局やドラッグストア向けの専門展示会で、最新の薬局業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）に関わるさまざまなソリューションが一堂に会します。

この「次世代薬局EXPO」では、薬局業界のデジタル化、オンライン服薬指導、電子薬手帳、調剤業務などの最新技術やサービスが紹介されます。薬局における業務は、対人サービスの強化や在宅医療への対応で多様化しており、業務負担が増大しています。また、医薬品の管理や情報共有に関する課題も多く、特に人手不足の影響を受けています。京セラは、こうした課題に対して自社の高耐久スマホやタブレットを基に、パートナー企業が提供するソリューションを組み合わせて、薬局業務のデジタル化に貢献する考えです。

出展内容の詳細

京セラが出展する高耐久スマートフォンとタブレットは、衝撃や落下に強いだけでなく、防水・防塵性能も搭載しています。アルコールを含んだ布でも拭き取りが可能で、衛生管理が求められる薬局の環境にも適しています。さらに、これらのデバイスはバーコードの読み取りに最適化されたカメラ機能や、オンライン資格確認などに利用できるNFC（近距離無線通信）機能も備えており、高い利便性を提供します。

1. かんたん決済ソリューション

専用の端末が必要なく、京セラのスマートフォンやタブレットを使用して、POSレジとしても活用できます。これにより、在宅訪問先での会計や各種イベントでの臨時レジとしても利用可能です。タッチ決済や各種コード決済に対応することで、会計業務の効率化を図り、患者の利便性向上も実現します。

2. かんたん在庫管理

医薬品のバーコードをスマートフォンで簡単に読み取ることができる機能を活用し、棚卸や入庫・出庫時の検品、ピッキング作業を効率化します。京セラ独自のバーコード照合アプリでは、マスターデータと照合することにより、ヒューマンエラーを防ぎ、医薬品管理の精度を向上させます。

3. かんたんトランシーバー

スマートフォンがインカム（IP無線機）として機能し、スタッフ間の迅速な情報共有を実現します。調剤室とバックヤード、店舗や在宅訪問中の薬剤師同士が離れた場所にいても、ボタン一つでグループ通話が可能です。この機能により患者をお待たせすることなく、在庫確認や応援要請がスムーズに行えるようになります。

4. 薬剤認識システム（研究開発中）

まだ研究開発段階ではありますが、スマートフォンのカメラを使って薬剤を特定し、個数を数えることができるシステムも参考出展します。このシステムは、一包化時に用法が同じ薬剤をまとめる際の確認作業の効率化を提案するものです。

京セラでは、安心のサポート体制を用意し、導入支援から保守や保証サービスまで一貫して提供します。業務に適した純正アクセサリーも豊富に取り揃え、現場のニーズにしっかりと応えていきます。この機会に、ぜひ当社ブースにもお立ち寄りください。