墨田区が地域貢献に向けた新プロジェクトを発表
東京都墨田区(区長:山本亨)は、ふるさと納税の仕組みを利用したガバメントクラウドファンディング(GCF®)を通じて、地域活性化を目指す新たな取り組みを開始しました。これにより、墨田区内の3つの団体がそれぞれのプロジェクトに対する寄付を募り、総額目標寄付金額は4,425万円に設定されています。この募集は2024年9月2日から12月31日まで行われます。
GCF®の導入背景
墨田区は、「地域を活性化したい」「地域の問題を解決したい」「新たな挑戦をしたい」と考える多くの団体が存在します。地域を盛り上げるための活動、「すみだの夢」を支援する制度として、GCF®を採用しています。2017年からこの仕組みを導入し、これまでに多くのプロジェクトが実施され、昨年は5つのプロジェクトに対して合計で62,135,200円の寄付が集まりました。
先進的な取り組みを通じて、プロジェクト実施を希望する団体と寄付者が直接つながり、地域の魅力を再発見してもらうことが期待されています。この活動を支援することで、人々の交流が生まれ、地域の発展が促進されることを目指しています。
寄付金の具体的な使い道
今回のプロジェクトでは、寄付金は以下の3つの活動に活用される予定です。
1.
新日本フィル『音楽の力で人とまちを元気に』2024
### 目標金額: 3,500万円
誰もが楽しめる音楽イベントとして、まちかどコンサートの開催やコンサートの配信、さらには、著名な指揮者小澤征爾氏による演奏録音のアーカイブ作成に使われます。
2.
2024両国ランブリングアベニュー
### 目標金額: 425万円
両国の魅力を世界中に発信し続けるイベントの運営費に充てられます。地域活性化の一環として、観光やイベントの新たな創出が期待されています。
3.
遊び場の危機。届け!こどもたちの元へ。プレーカー作成プロジェクト
### 目標金額: 500万円
こどもたちが自由に遊べる場所を提供するための運営資金や、移動式遊び場を展開するためのプレーカーの購入資金として使用されます。
地域力支援部の言葉
墨田区地域力支援部の佐久間英樹参事は、「コロナ禍を乗り越え、街の活性化が進んでいます。今回のプロジェクトは、子どもや文化芸術、地域の魅力を発信することに注力しており、幅広い方々からのご支援を期待しています」とコメントしています。地域に根ざした活動を通じて、新たな課題解決を目指し、皆様の声を地域の活動へとつなげていくことが重要です。
GCF®の意義
GCF®は、寄付者が具体的な使い道を選んで支援することができる仕組みです。このプロセスを通じて、寄付者は地域問題に関心を深め、プロジェクトに参加することで地域の持続可能な発展に貢献できます。これにより、地域のファンや交流人口の拡大が見込まれます。
墨田区でのGCF®は、2013年から始まった取組みで、年々そのプロジェクト数が増加しています。これまでに寄付総額は176億円を超え、地域の活性化に貢献していることは間違いありません。
まとめ
墨田区の新たな取り組みは、地域の活性化に向けた重要なステップです。それぞれの団体が提案するプロジェクトは、地域の魅力を再発見し、多くの人々に楽しんでもらう機会を提供します。ぜひ、この機会にふるさと納税を通じた地元の活動を支援し、墨田区の未来を共に創り上げましょう。