日本酒「羽根屋DIAMOND 雄町8%」IWCでの受賞とその魅力
2025年、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で、富山の酒蔵「富美菊酒造」が製造した日本酒「羽根屋DIAMOND 雄町8% 無濾過生原酒」が、見事にゴールドメダルを獲得しました。この受賞は、日本酒業界において注目される出来事であり、今回の記事ではその詳細をお届けします。
酒の概要
今回受賞した「羽根屋DIAMOND 雄町8%」は、富美菊酒造が製造する純米大吟醸の無濾過生原酒です。特筆すべきは、その精米歩合がわずか8%であること。この低い精米歩合は、酒米として日本最古の品種「雄町」を使用し、酒本来の豊かな旨みを引き出すためのものです。バランスの取れた味わいが特徴で、特に淡麗さと華やかさが求められる日本酒の世界において、一線を画す存在感を示します。
凍眠技術の活用
TOMIN SAKE COMPANYは、冷凍技術を駆使した「凍眠」という独自の手法を用いて、搾りたての日本酒のフレッシュさを保っています。通常、日本酒は火入れ(加熱処理)を行うことで品質を保持する一方で、そのフレッシュ感は失われます。しかし「凍眠」は、-30℃の不凍液を活用し、瞬時に酒を凍結。これにより、酒の風味や品質をそのまま保つことが可能となり、「搾りたての生酒」を実現しました。
IWCの意義
IWCは、イギリス・ロンドンで行われる世界最大規模の酒類コンペティションであり、2025年大会において1,476銘柄が出品されました。この中で、純米大吟醸部門でのゴールドメダルは、52銘柄に与えられ、競争が極めて厳しかったことを表しています。「羽根屋DIAMOND 雄町8%」の受賞は、QUALITÉの高い日本酒を求める国内外のファンからの期待に応えるものでもあります。
富美菊酒造の歴史と姿勢
富美菊酒造は、創業100年以上の歴史を誇る酒蔵で、富山県富山市に位置しています。ここでは、全ての原料を県内で調達し、特に仕込み水には常願寺川水系の天然水を使用しています。また、独自に培養した蔵つき酵母を用いて、それぞれの酒に個性的な風味を与えています。酒造りに対するこだわりは並々ならぬものであり、四季醸造という手法で年間を通じて酒を仕込むことで、安定した品質を追求しています。
テイスティング評価
「羽根屋DIAMOND 雄町8%」は、その華やかな香りと滑らかな口当たりのバランスが絶妙です。特に、「すっきりとした味わいに、洋ナシやリンゴの香り、白い花のようなアロマが広がる。さらに、タマリンドの香りが加わり、洗練された余韻を楽しめる」と、テイスティングの評価も高いものです。日本酒でありながら、心地よい風味の変化を感じることができるのがこの酒の魅力です。
今後の展望
TOMIN SAKE COMPANYの代表取締役前川達郎氏は「日本酒文化の発展に寄与するための存在意義を確信した」と語ります。この受賞は、企業としての自信を深めるだけでなく、今後も新鮮な日本酒を提供し続けることへの決意を新たにするものです。初めて飲む人にもその美味しさを体感してもらうため、「羽根屋DIAMOND 雄町8%」はぜひ試してほしい一本です。
商品詳細
- - 商品名: 羽根屋 DIAMOND 雄町 8% 無濾過生原酒
- - 内容量・価格: 500ml/28,600円(税込)
- - 製造元: 富美菊酒造株式会社(富山県富山市)
- - 販売元: TOMIN SAKE COMPANY(富山県高岡市)
- - 販売場所: 帝国ホテルオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」限定
- - 使用米: 富山県産 雄町
- - 精米歩合: 8%
- - 商品ページ
「羽根屋DIAMOND 雄町8%」は、日本の技術と伝統が結実した素晴らしい日本酒です。是非、その味わいを堪能してみてください。