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デジタルハーツ、アイデンティティーの株式譲渡を決議

株式会社デジタルハーツホールディングス（以下、デジタルハーツ）は、2024年12月11日付で、連結子会社である株式会社アイデンティティー（以下、ID）の全株式を譲渡することを決定しました。この重要な決議は、同日に開催された取締役会において行われました。

株式譲渡の背景

デジタルハーツは、2021年にIDの株式を取得し、連結子会社としてテスト事業の拡大を図ってきました。IDはエンジニア派遣事業を中心に、ハイスキルフリーランスエンジニアとプロジェクトのマッチングを行い、大きな成長を遂げてきました。しかし、2023年5月にデジタルハーツはテスト事業の主要子会社である株式会社AGESTに対し、株式分配型スピンオフと上場の準備を開始することを決めました。この戦略的変更に伴い、各子会社の業務連携を見直し、IDがより機動的に事業運営を行うことが企業価値の最大化につながると判断しました。

その結果、IDの創業者で現代表取締役の今野氏との協議を経て、MBO（経営陣による買収）を通じて、IDの株式が新たに彼が運営する株式会社ユニバーサルに譲渡されることが決定されました。なお、株式譲渡後もデジタルハーツとIDの間には業務提携契約を締結し、今後も両社の成長に向けた連携を維持していく意向です。

株式譲渡の詳細

今回の株式譲渡において、デジタルハーツはIDの全株式28,050株を、譲渡価格2,000百万円でユニバーサルに譲渡します。譲渡実行日は2024年12月25日の予定です。この株式譲渡により、IDはデジタルハーツの傘下を離れ、独立した事業運営を行うこととなります。

株式会社アイデンティティーは、IT人材プラットフォームやリソースサポート、採用支援事業を手掛けており、設立は2008年。これまでのデジタルハーツとの連携を経て、一層の成長が期待されます。

まとめ

デジタルハーツは、「SAVE the DIGITAL WORLD」というミッションのもと、ゲーム業界における品質保証のリーダーとして位置付けられています。今後は、IDの独立によって、それぞれの専門性を生かした経営戦略をさらに明確にし、エンターテインメント業界の発展を支えるための新たな展開に注力していくことでしょう。

両社の未来についての動向にも注目が集まります。

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