新しい健康をサポートする連携が始まる
味の素株式会社(あじのもと)は、滋賀県に本社を置く株式会社平和堂(へいわどう)と共に、「健康的な食選択」を支援する新たな取り組みを開始しました。両社は、味の素の「アミノサイエンスⓇ」による知見と、平和堂の持つID-POSデータを活用し、個々の生活者に合わせた健康的な食の選択を実現することを目指しています。
健康課題の増加とその解決策
近年、生活習慣病や栄養不足、さらには過剰な栄養摂取といった健康問題が急増しています。このような課題の解決には、日常の食生活において栄養バランスを見直すことが必要不可欠です。味の素は食品業界の一翼を担う企業として、自己の「妥協なき栄養」という信念のもと、栄養改善に向けた様々な取り組みを進めてきました。
一方、平和堂は地域に根ざしたライフスタイル企業として、「健康」「子育て」「高齢者」というテーマを中心に、ID-POSデータを活用して生活者のニーズを把握しています。これにより、地域に密着したサービスや商品を提供し、より良い顧客体験を実現しようとしています。
新たなアプローチで健康的な選択を促進
味の素は、栄養評価のための独自システム「ANPS」や食行動を変更するサポートを行う「しっかり食べチェックⓇプログラム」などを開発し、栄養改善に向けたさまざまな試みを行っています。これらの技術を基に、平和堂の既存のデータと顧客接点を組み合わせることで、特定の個人に合わせた「健康的な食選択」を支援するのです。
この活動は現在、約2,000名を対象にした実証実験が進行中で、アプリの配信や店舗での施策を通じてパーソナルな栄養サポートを行っています。目指すのは、生活者が自らの食習慣を見直すことで、多様な野菜を取り入れる行動の変化を促すことです。また、健康的な食の選択と生活者のWell-beingとの関連性についても科学的な検証を行う予定です。
画期的な取り組みの展望
本協業は、食品メーカーと小売業者がタッグを組むことで初めて実現する革新的なプロジェクトです。これによって、ただ単に健康をサポートするのではなく、生活者の豊かなライフスタイルを後押しすることが期待されています。
味の素は、今後もメーカーと小売業が一体となった取り組みを推進し、本協業で得た知見を活かしながら、「アミノサイエンスⓇを通して人々、社会、地球のWell-beingに貢献する」という志の実現を目指していきます。私たちの食選択は、私たちの健康に直結しています。共に健康的な未来を作っていきましょう。