省エネ支援システム
2010-06-16 15:00:01
見える化を革新する省エネ支援システム「EW700」の登場
新時代の省エネ管理を実現する「EW700」
近年、環境問題への関心が高まる中、省エネルギーを推進するための技術が求められています。この度、特に注目を集めるのが「センサネットワークコントローラEW700」です。このシステムは、様々な省エネニーズに応じて最適な見える化を実現するために設計されています。
EW700の特徴と機能
EW700は、LANポート、Webサーバ機能、電源ユニットを搭載し、エネルギー使用を効果的に監視するためのコントローラです。さまざまなセンサからの計測データを集約し、プログラム無しで簡単に収集できます。SDカードまたは顧客のサーバーへ定期的にデータを保存できるため、迅速な運用が可能です。また、電力だけでなく、温度や流量、圧力といった他のデータも管理できるため、ビルや店舗では快適性と省エネの両立が実現し、工場では品質維持とコスト削減にも寄与します。
これまでのエネルギー遠隔監視システム「e-watching」では、遅い回線を使用してデータを集めていましたが、EW700は社内ネットワーク内で柔軟にデータ収集と分析が可能です。これにより、顧客が「生産に関わるデータは社外に出したくない」といった要望に応え、さらに詳細なデータ分析ができるようになります。
最大124台のセンサ接続が可能
EW700は、最大で124台のセンサを接続できるため、特定のニーズに応じた細かな計測設定が可能です。計測間隔も1分、10分、30分、60分から選べ、アナログやパルスデータの選択ができます。また、計測データがしきい値に達すると警報が発出され、メール通知が行われる機能も搭載されています。
さらに、独自の「ene-brain」システムと連携することで、エネルギー使用の改善点を自動で抽出します。この機能は、より持続的な環境経営を支援し、商品やサービスの継続的な改善にも役立ちます。
簡単設定で高い信頼性
EW700は、Webブラウザを介して簡単に設定が可能です。PCとLAN接続を行えば、設置や保守にかかる時間を大幅に短縮でき、過去の操作履歴や警報情報もログとして記録され、必要に応じて参照やダウンロードが可能です。システム障害が発生した場合でも、内蔵メモリは計測データを常時記録しますので、高い信頼性が確保されています。
持続可能な社会への貢献
このようにEW700は、規模を問わず多様な業種に応じた最適な見える化システムを構築することを目指して開発されました。当社は今後も、顧客の環境効率を最大化するための機器やノウハウを提供し、持続可能な循環型社会の実現に貢献していきます。
省エネの新基準となるEW700の登場により、企業は効率的で持続可能な生産活動の実現が期待できるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
オムロン株式会社
- 住所
- 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入
- 電話番号
-
075-344-7175