Netflix提供!VIPO Film Lab NY脚本ワークショップ参加者発表
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、国際的な映画作りをサポートするために「VIPO Film Lab」を開催しています。この度、Netflixの協賛による「NY脚本ワークショップ」の参加者が決定しました。本ワークショップは、日本の映画制作者を対象にした対面およびオンライン形式による短期の実践的な脚本ワークショップで、ニューヨークのコロンビア大学スクール・オブ・アーツの講師陣が指導を行います。
参加者プロフィール
木下雄介
東京都出身の木下氏は、小学生時代にオーストラリアで過ごした経験を活かし、多彩な映像表現に取り組んでいます。早稲田大学を卒業後、自主映画『鳥籠』がぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞。劇場用映画『水の花』はベルリン国際映画祭に出展され、国内外で高い評価を得ています。また、是枝裕和の監修のもと制作されたオムニバス映画『十年Ten Years Japan』では、「いたずら同盟」で監督を務め、国際映画祭での受賞歴を持つなど、国際共同制作にも積極的に参加してきました。
竹葉リサ
竹葉氏は、2020年の釜山国際映画祭でオープニング作品に選ばれた『オルジャスの白い馬』の監督として知られています。この作品は日本とカザフスタンの初となる商業共同制作映画であり、注目を集めました。さらに、ホラー映画『シグナル100』が国際映画祭にも招待され、脚光を浴びる存在となりました。また、映画だけでなく、舞台やCM、アニメーションなど多岐にわたるジャンルで活躍しています。
山下つぼみ
神奈川県逗子市を拠点とする映像作家の山下氏は、動物学を学んだバックグラウンドを活かし、ディレクターとして多くのテレビ番組やドキュメンタリー制作に携わっています。自主制作映画『小太郎』が水戸短編映像祭で入選した後、映画制作に本格的に取り組み、短編『かの山』がヴェネチア国際映画祭を含む多くの映画祭に入選。現在は初の長編作品を目指して活動を続けており、子育ての視点も取り入れた作品を制作しています。
VIPO Film Labの意義
VIPO Film Labは、グローバルな視野を持つプロデューサーや監督、脚本家を育成するためのプログラムです。実践的なトレーニングやワークショップ、オンライン講座などさまざまな手法で、参加者が世界で通用するスキルを身に付けられるようサポートしています。今回のNY脚本ワークショップも、新たなクールジャパン戦略の一環として、国際的な人材育成を目指していると言えるでしょう。Netflixの期待に応え、多くの若手映画制作者が国際的な視野を育て、業界で即戦力となることが期待されています。
お問い合わせ
VIPO Film Labについての詳細や参加に関するお問い合わせは、VIPOの事務局までご連絡ください。件名に「NY脚本ワークショップ」と記載してください。