朝日新聞社がグループ5社を再編し新会社「4X」を設立

朝日新聞社が新たに設立した「4X」に迫る

2023年10月1日、株式会社朝日新聞社がグループ企業の再編を行い、新会社「4X」を設立しました。この再編は、同社の中期経営計画に基づくもので、各社が持つ資産やリソースを最大限に活用し、幅広い分野で顧客への提供価値を向上させることを目的としています。

再編の概要

今回の再編では、朝日インタラクティブ株式会社、株式会社朝日デジタルラボ、サムライト株式会社、株式会社ディーイーシー・マネージメントオフィスの4社が統合され、新たな社名「4X」へと変更されました。また、朝日インタラクティブのウェブ受託開発事業は、会社分割によりアルファサード株式会社が承継します。

4Xの経営体制

新会社「4X」は、元々朝日新聞社のメディア事業担当補佐役であった家口寛氏が社長に就任しました。新しい経営体制は以下の通りです。

- 代表取締役社長: 家口寛
- 所在地: 東京都千代田区神田神保町2-2ミレーネ神保町ビル5階
- 資本金: 1,000万円
- 主な事業内容: ブランド戦略支援、記事広告、動画制作など

「4X」は、2025年12月に朝日新聞東京本社ビルへ移転予定です。この新たな経営体制では、顧客とのコミュニケーションを重視し、多様化するニーズに応じたサービスを提供することを目指しています。

アルファサード株式会社との関係

一方、ウェブ受託開発事業を行うアルファサード株式会社も、朝日新聞社が100%の株主となっています。ここでも新たに森崎賢太郎氏が代表取締役社長に就任し、主にソフトウェア開発とウェブ受託開発領域を深耕していきます。彼らの今後の計画には、「やさしい日本語」などのウェブアクセシビリティを高める取り組みが加わる予定です。

今後の展望

「4X」は「伴走型コミュニケーションカンパニー」としての役割を担い、戦略立案からコンテンツ制作、運用、効果検証までを一貫して行う体制を整えます。これにより、顧客や社会に対してより良い価値提供を実現することを目指します。旧4社の機能を集約し、新会社としてのフレッシュなスタートを切ることで、さらなる成長を図る考えです。