大阪府八尾市における教育DXの一歩
大阪府八尾市は、全42校を抱える市立学校と教育委員会に、コミュニケーションサービス『sigfy(シグフィー)』の導入を決定しました。2025年4月から本格的に利用が開始され、想定される利用者数は約18,300人です。この取り組みは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で、八尾市が初めて採用したという点で注目されています。
sigfyとは何か?
『sigfy』は、学校と保護者、教職員との間での連絡をデジタル化することで、業務の効率化を図るサービスです。これまでも九州や関東エリアですでに導入実績があり、学校現場での負担を軽減するために機能を充実させてきました。特にシンプルで直感的な操作が可能なデザインが特徴であり、教育関係者だけでなく保護者にも優しい設計が好評です。
導入の背景と評価
八尾市での導入に際しては、既存の学習ポータル『L-Gate(エルゲート)』との連携が重要視されました。『L-Gate』は全国に約12,000校が利用する学習eポータルであり、これとの連携によって連絡手段を一元化し、情報の更新業務の手間を省ける点が評価されたのです。この連携により、連絡帳のデジタル化が実現し、紙媒体での配布にかかる時間を大幅に短縮します。
導入による主なメリット
八尾市の教育委員会は、以下のメリットを期待しています。
1.
保護者の利便性向上: 連絡が瞬時に保護者の元に届き、従来の紙関連の手続きが不要になります。
2.
業務効率化: 教職員の負担が軽減され、より多くの時間を児童生徒への指導に充てることができるようになります。
3.
コスト削減: 紙媒体の印刷および配布にかかる費用が大幅に削減されます。
さらに、保護者が遅刻や欠席の連絡を手軽に行えるようになるため、従来の電話での連絡による負担も軽減されます。
実際の声と期待
八尾市の担当者からは、現状の課題として主に次のような声が挙げられています。
- - 膨大な作業時間がかかりがちな紙文書の配布
- - 児童生徒の欠席連絡用に要する電話の応対
- - システムの連携不足による情報の伝達ミス
上述の問題を解消できることが、教育現場においてリアルタイムな情報提供につながると期待されています。
保護者からの評価
保護者へのアンケートでも、91%が『sigfy』の利便性を実感し、97%がこのサービスの消失を望まない回答を寄せています。感想としては、「朝の忙しい時間にスマホ操作で欠席連絡ができてありがたい」や、「メールよりも見やすく情報が整理されている」といった声が多く聞かれています。これにより、保護者とのコミュニケーションもスムーズになり、教育の質の向上にも寄与することが期待されています。
今後の展望
関係者は、今後も『sigfy』を通じて全国の学校におけるデジタル化を進めていく意向を示しています。教育現場のDX推進を担うこのサービスは、より多くの学校での導入が進むことでしょう。
教育の未来を変える新たな一歩として、『sigfy』の導入に期待が高まっています。
お問い合わせ先
株式会社Fusic
sigfyサポート: 馬場、田川、荒川、船越
[email protected]
このように、八尾市の導入事例は、今後の教育現場における数多くの改革の礎となることでしょう。