杉森健一氏、イラン文化の架け橋としての功績
2025年5月27日、ペルシアンアートの雑貨店「PERSIAN TAG」の代表である杉森健一氏が、在イラン日本国大使館より在外公館長表彰を受賞しました。この受賞は、杉森氏がイランの「正しい」姿の発信を通じて、日本とイランの相互理解及び友好親善に寄与してきたことが評価された結果です。授賞式は、大使公邸にて行われました。
杉森健一氏の活動内容
杉森氏は、イラン渡航で培った知識と経験をもとに、SNSやメディアを活用した情報発信や、「PERSIAN TAG」におけるイラン文化をテーマにした雑貨店の運営を行っています。さらには、イラン旅行の企画・手配業、イベントの実施、書籍の出版など、広範囲にわたって日本でのイラン文化の普及に努めています。
その活動はイラン国内でも注目を浴び、イラン国営テレビへの出演やSNSを通じて、「イランの良さを伝える人」として多くの人々と交流しています。これにより、日本とイランの国民同士の文化的な交流も深まりつつあります。イラン国営テレビに出演した際の様子も、多くの反響を呼びました。
受賞に寄せて杉森氏の思い
杉森氏は、受賞について「この度、在外公館表彰を受けることができ、非常に光栄に思います。イランの文化や旅行情報は、日本ではまだ広く知られていないことが多いですが、イランには素晴らしい文化が多く存在します。それを一人でも多くの日本の方々と共有しつつ、今後も活動を続けて参ります。」とコメントしています。
杉森健一氏の略歴
杉森健一氏は三重県名張市出身で、1989年生まれの36歳。彼のイランに対する情熱は、2015年7月の初渡航から始まりました。2020年5月には「PERSIAN TAG」をオープンし、その後も多くの文化交流を進めてきました。
2023年8月にはニューズウィーク日本語版から「世界が尊敬する日本人100」に選ばれ、同年10月には東京・芝公園で「PERSIA FES.」を成功裏に開催しました。また、イラン文化に関する書籍も執筆し、2025年にはイランの全31州訪問を達成することを目指しています。
PERSIAN TAGの概要
「PERSIAN TAG」は、ペルシアンアートをテーマにした雑貨店です。イランの伝統アートを基にした商品や、現地のクリエイターたちの作品を日本に紹介しています。オンラインショップや各種イベントを通じて、日本の消費者に向けた販売を行うほか、情報発信も行っています。特に「PERSIAN TAG LIBRARY」では、イランの旅行や文化に関する情報も提供しており、多くの人に利用されています。最近では、伝統工芸品やクリエイターの作品も手に入りやすいようになっています。
これからも杉森氏の活動から、イラン文化の魅力に触れる機会が増え、より深い理解と交流が進むことが期待されます。