インテリジェントウェイブがIP放送統合監視ソリューションを強化
株式会社インテリジェントウェイブ(IWI)は、放送業界が求める効率的な運用を実現するため、IP放送の統合監視ソリューション「EoM SmartOrchestrator」の機能を強化しました。新しい機能は2026年5月28日から提供される予定です。
IP化の進展とその課題
最近、放送業界では従来のSDI(シリアル・デジタル・インターフェース)からIPシステムへの移行が進んでいます。この技術革新により、遠隔地からの番組制作や資源の効率的な共有が可能になりました。しかしながら、この移行に伴い、システムが大規模かつ複雑化し、複数の拠点に跨る機器の管理が難しくなっています。
この複雑さにより、障害発生時にその原因を迅速に特定することが課題となっています。そこで、IWIはEoM SmartOrchestratorを改良し、監視体制を強化しました。
EoM SmartOrchestratorの機能強化
1. 監視機能の充実
新たに追加された「PTP監視機能」は、時刻同期の状態を監視し、同期が正常かどうかを判定します。これにより、時刻同期の異常を迅速に把握可能となり、放送の信頼性が向上します。また、機器間の接続構成を自動生成する「マルチキャストフロー監視」も新たに導入され、データの流れを視覚的に把握できるため、障害の特定が迅速に行えます。
2. アラート設定の高度化
各機器ごとにアラート通知の条件を個別に設定でき、運用環境に応じたきめ細かな監視が可能となります。これにより過度なアラートを避けることもできるため、効率的な監視業務が実現します。
3. UIの改善
ユーザーインターフェースも改善され、視認性が向上しました。また、ダッシュボード機能も拡充され、異常が発生した際の状況把握が直感的に行えるようになります。障害が発生したはっきりした情報をダッシュボード上で素早く特定することが可能です。
今後の展望
IWIは、EoM SmartOrchestratorを通じて、複雑化する放送設備を可視化し、放送品質の確保と安定運用を進めていく予定です。今後は、放送機器やネットワーク機器からの情報をAPIを利用して直接取得する仕組みを整備し、即座に監視を開始できる環境を目指しています。監視対象機器は段階的に拡大していく方向です。
EoM SmartOrchestratorは、放送システムのネットワーク構成を自動で把握し、全体を一元管理できる利便性を提供しています。リアルタイムでデータの流れを確認でき、障害発生時にはその機器を一目で確認できるため、迅速な対応が可能です。
詳細については
製品ページをご覧ください。
インテリジェントウェイブについて
1984年に設立されたインテリジェントウェイブは、24時間365日稼働するクレジットカード決済システムや不正検知システムを開発し、安全な社会インフラの構築に貢献してきました。これまでの経験をもとに、放送分野や情報セキュリティにも事業を展開しています。
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