富士山暦もなかの魅力と新CMのご紹介
静岡県富士市に本社を置く株式会社田子の月が、2023年10月に「富士山暦もなか」の発売3周年を迎え、毎月15日限定で展開しているこの特別な和菓子の新TVCMを放送することを発表しました。毎月季節の味覚をもなかに仕立て、特別な想いを込めて作られるこの商品は、先代から続く伝統を受け継ぎつつ、新しい感覚も取り入れた魅力的なスイーツです。
富士山暦もなかとは
「富士山暦もなか」は、2022年に始まったプロジェクトで、毎月15日に旬の素材を生かしたもなかが登場します。これは「十五日参り」という風習に基づいており、月の真ん中に開運を願うという思いが込められています。たとえば、10月のテーマは「栗もなか」。富士山の気候と風土が育んだ栗を使用し、風味豊かな味わいを楽しむことができます。
さらに、「富士山暦もなか」は、田子の月の代表的な銘菓「田子の月もなか」から進化してきた製品で、独自の製法と素材使いが特徴です。小豆つぶ餡と求肥餅の絶妙なバランスを活かしつつ、チョコレートやレモンといった新しい素材も取り入れています。このように、多様な組み合わせを通じて幅広い世代に楽しんでいただけるよう工夫されています。
新CMの魅力
新たに発表されたCMのテーマは「旬のあんこを、召し上がれ」。これは、自家製のあんこを厳選し、富士山の伏流水を使用した最高品質の素材を融合させ、特別な「富士山暦もなか」をご紹介するものです。音楽もポップで楽しい印象を与え、視聴者に親しみやすさを感じてもらえるようにデザインされています。
田子の月の73年の歴史を活かし、これまでの製品とは異なる新しいアプローチで「暦もなか」の魅力を発信しています。CMの最後には「15日は田子の月へ」とのナレーションがあり、視聴者に「なぜ15日は田子の月へ行くのか?」という問いを投げかけ、興味をそそる構成になっています。お店やオンラインショップで是非お試しください。
田子の月の歴史と展望
田子の月は1952年に創業され、富士山の麓という素晴らしい自然環境に恵まれています。創業者は終戦直後、「甘いお菓子で人々を明るく元気にしたい」という想いで始めました。現在では直営店を静岡県内に22店舗、神奈川県にも出店し、オンラインショップでも商品を提供しています。
代表的な商品には、あっさりとした味わいの「田子の月もなか」と、特製カスタードクリームをスポンジに詰めた「富士山頂」があります。冬は雪化粧した富士山を模した外観で、見た目にも楽しませてくれます。田子の月は、和菓子と洋菓子の良さを融合させ、「ネオ和菓子」の開発にも力を入れています。これにより、年齢や国籍に関わらず多くのお客様に受け入れられる商品作りを目指しています。
新しい挑戦として、コンテンポラリーな視点から日本の文化を再解釈し、伝統と革新を両立させるお菓子を提案していく田子の月の今後の展開にもぜひご期待ください。