アスエネが化学物質管理機能を拡張しPRTR制度に対応
アスエネ株式会社は、サステナビリティAIプラットフォーム「ASUENE」において、化学物質管理機能の拡張を行い、化学物質排出把握管理促進法(化管法)に基づくPRTR制度の届出業務に対応しました。この新しい機能により、PRTR制度に必要な化学物質の情報、環境中への排出量、そして廃棄物として外部に移動した量を「ASUENE」で一元的に管理できるようになりました。
PRTR制度とは?
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)は、日本語で「化学物質排出移動量届出制度」と呼ばれ、環境に影響を与える可能性のある化学物質の排出・移動状況を把握するための制度です。事業者は、各事業所ごとに対象の化学物質の排出量や移動量を把握し、年に一度国へ報告する義務があります。これにより、環境における化学物質の排出状況を明らかにし、事業者の自主的な管理の改善が促されます。
機能拡張の背景と具体的な内容
近年、企業の環境意識が高まり、化学物質の管理はますます重要になっています。PRTR制度の対象となる事業者は、化学物質を大気や水域、土壌にどれだけ排出したかを正確に把握する必要があります。そのため、企業の環境部門やサステナビリティ部門では、日常的に管理しているデータを別途Excelなどに移し変え、PRTR制度に適した形で再集計する作業が必要でした。
「ASUENE」では、既存の機能に加えて、PRTR制度の更新に必要なデータの登録や管理機能を強化しました。具体的には、化学物質情報の登録や排出先・移動先別にデータを管理し、さらに届出に必要なデータを自動で集計・出力する機能が追加されました。これにより、手作業での再集計や転記作業が不要になり、業務の効率化が実現します。
PRTR制度対応機能の内容
- - 化学物質情報の登録: 既存のデータベースにCAS番号や政令番号、PRTR対象化学物質の種類を追加し、日常的な管理と届出業務のデータを一元化します。
- - 排出先・移動先の管理: 排出量を大気や河川、土壌などに分けて管理し、廃棄物としての移動量も記録することで、詳細な管理が可能になります。
- - 自動での集計・出力機能: 入力されたデータは「ASUENE」の承認フローを経て確定し、必要なデータが自動的に集計されます。これにより、届出業務が大幅に効率化されます。
アスエネは今後も、CO2排出量だけでなく、水や廃棄物、化学物質といった広範囲な環境データを一元管理できるサービスを提供し、企業のサステナビリティ経営を支援し続ける考えです。
まとめ
アスエネのサステナビリティAIプラットフォーム「ASUENE」は、環境データの可視化や報告が求められる中で、企業にとって必要不可欠なツールとして位置づけられています。今後の展開に注目が集まります。