アクアワールド茨城、シロワニ赤ちゃん誕生の快挙を達成

アクアワールド茨城県大洗水族館での喜びの瞬間

2021年6月17日、茨城県大洗町にあるアクアワールド茨城県大洗水族館で、日本初となるシロワニの幼魚が誕生しました。この快挙は、世界でも5つ目の成功例であり、多くの関心を集めています。この水族館は、サメの飼育・展示種類が日本一という実績をも持ち、累計でいくつもの繁殖に成功を収めています。

シロワニの誕生

今回誕生したシロワニの幼魚は、体長92.2cm、体重4.3kgのメス個体であり、親個体はそれぞれ体長270cm（オス）と300cm（メス）です。この親子の生命の誕生は、水族館の努力が実を結んだ証でもあります。

シロワニは、前回の繁殖試みで2015年に日本初の妊娠が確認されたものの、その時は残念ながら死産となってしまいました。その経験を経て、今度は具体的な研究成果を得るに至りました。飼育員たちは、オスとメスの発情期の違いを探り、それに合わせた環境づくりを行ってきました。

発情期の調整と環境適応

シロワニの繁殖に成功するためには、まずオスとメスの発情期を合わせることが重要です。アクアワールドでは、南アフリカから輸入した個体に適した環境を整えた後、徐々に日本の気候にも適応させる工夫をしました。具体的には、水温や照明の変化を利用し、生き物が本来持つ自然なリズムを取り戻させる努力がなされました。

その結果、今までの経験を活かした繁殖プログラムが成功し、ついに見事にシロワニの赤ちゃんが誕生するという、科学の力と挑戦の賜物となりました。

幼魚の成長と取材のお願い

現在、誕生した幼魚はバックヤードの備蓄水槽で成長を見守る状態です。取材に訪れる記者には、まだ一般向けに公開されていないため、写真撮影は避けていただくようお願いしております。水族館は、幼魚の状態に応じて公開時期を発表する予定です。具体的な映像や画像は、後日水族館から提供される予定です。

営業情報

アクアワールド茨城は、毎日9時から17時まで営業しており、最終入館は16時です。訪問者は、茨城県東茨城郡大洗町に位置する施設まで、自動車や電車で容易にアクセスできます。また、利用者向けには新型コロナウイルス対策が施されています。

素晴らしい水族館の仲間たちの物語に、引き続き注目していきたいと思います。特にシロワニの成長に期待が寄せられています。今後も多くの人たちの笑顔を生み出していくことでしょう。