全国初の災害住宅復旧支援ネットワークが始動
近年、日本各地で自然災害が頻発し、その影響を受けた住宅の復旧作業が強く求められています。そんな中、一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会(略称:JRD)が設立されました。この協会は、災害発生後の住宅復旧工事支援をもっと効果的に行うための全国的なプラットフォームとして機能することを目指しています。
設立背景と連携の必要性
全日本災害住宅レジリエンス協会の設立には、最近の巨大自然災害に対する脅威感が強く影響しています。建設業界に従事する人々が、災害時の支援が不十分であることや、不適切な工事を行う業者による被災者へのトラブルの増加を憂慮し、何か対策を講じる必要があると認識しました。結果として、協会が設立され、復旧工事への迅速な対応を実現するための取り組みが進められています。
具体的な事業と活動内容
この協会は、主に以下の4つの事業を展開しています:
1.
迅速かつ適切な復旧工事支援
広域災害発生時の復旧工事を支援し、各地の企業と協力して円滑な対応を図ります。損害保険業界との連携も強化し、実際の現場でのトライアルを通じて効果的な対応策を検証します。
2.
技術開発と研究
災害時の二次被害を防ぐための建材の開発を行い、これを広めることで地域の防災力を向上させることを狙います。
3.
研修や認定事業
損害復旧に関する専門的な研修を行い、家屋応急処置士の育成を通じて技術力の向上を図ります。
4.
地域活動の啓蒙
悪質事業者の排除を目指し、地域住民とのコミュニケーションを強化しながら減災リフォームの重要性を広めていきます。ガイドブックの発行など、地域全体での防災意識向上にも取り組んでいます。
未来の社会に向けて
全日本災害住宅レジリエンス協会は、「誰一人として残さない」持続可能な社会の実現を目指しています。これからも新しい仕組みや技術革新に挑戦し続け、国と次世代の子どもたちを守るための活動を推進していく予定です。
協会の活動を通じて、地域のつながりが強化され、災害時にも安心して暮らせる環境が整うことを期待しています。
連絡先
詳しい情報やお問い合わせは、全日本災害住宅レジリエンス協会の公式ウェブサイトをご覧ください。
公式サイトはこちら
- - 所在地: 東京都中央区八丁堀2-2-9コバキンビル4F
- - 電話: 03-6275-2857
- - FAX: 03-6275-2858
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