ペットと共に生き抜くための防災対策を見直そう!
近年の自然災害の増加に伴い、ペットを飼う飼い主たちの間で防災への関心が高まっています。アニコム損害保険株式会社が実施した調査によると、ペットを持つ約3,700名のうち半数が防災対策を講じていることが明らかになりました。しかし、その一方で近隣避難所のペット受入れの情報を把握している飼い主はわずか30%にとどまることがわかりました。これを受け、「備えは進みつつあるが、避難先の情報不足に不安を抱えている」という実態が浮き彫りとなりました。
防災対策の現状
調査によると、飼い主の51%が自身のための防災対策を講じており、ペットのための対策としては50%が実施しています。具体的には、「避難用品や備蓄の確保」が最も多く、特にフードや水、ペットシーツやキャリーバッグなどの備蓄率が高かったことが顕著です。驚くことに、調査参加者の中で30日分以上の食料や水を確保している人が24%に上り、長期化する災害を見越した備えが見られます。
避難先の選択肢
避難先として想定される場所を見ると、59%が「在宅避難」、21%が「車中避難」を選択しています。これに対し、指定避難所を利用することを考えている飼い主は多くありません。しかし、その一方で避難所のペット受け入れに関する内容を把握しているという人は30%にとどまり、多くの人が不安を抱えていることが伺えます。防災対策が進まない理由としては、「避難所の体制が不明で不安」という声が53%を占め、実際にどのように行動すれば良いのか悩む飼い主が多いことが明らかとなりました。
避難生活中の心配
ペットと共に避難生活を送ると仮定した場合、最も心配されているのが精神的なストレスであり、実に78%の人がこの点を不安視しています。次いでトイレや排泄の問題、他の人や動物とのトラブル、さらには健康管理に関する不安が挙げられました。動物の種類によって不同の不安が見られ、猫飼育者は迷子の心配を、ウサギや鳥の飼い主は温度・湿度管理に敏感であることが分かっています。
避難経験者の声
過去の避難経験を持つ人は全体の17%。彼らは避難経験者としての体験に基づき、具体的な備えを重視しています。例えば、避難経験者の51%がタオルやケア用品を確保し、さらに42%が停電時の電源の確保を意識しています。実際の経験が防災対策を充実させることを示唆しています。
確認が必要な備え
災害に備えるためには、現在の備蓄を見直し、避難先や避難ルート、そして自治体のペット受け入れ条件について再確認することが重要です。これらの準備が、飼い主とペットの両方にとって安心をもたらします。アニコム損保では、『どうぶつ防災図鑑』を通じて、今後もペットと飼い主の安心を支える情報発信に尽力していく方針です。
この調査結果を受け、今一度自分のペットのための備えを見直し、災害時にも安心して過ごせる環境を整えておくことが必要です。