5,000万円の資金調達を達成した蓮葉果紅
非営利株式会社・農業法人である蓮葉果紅(千葉県千葉市、代表取締役:成瀬久美)は、シードラウンドにおけるファーストクローズとして、5,000万円を第三者割当増資により調達したことを発表しました。この資金調達は、循環型農業を基盤とした多様な事業への共感を得て実現されました。
多角的な農業モデルの実現に向けて
今回得た資金は、古代種蓮根の栽培や地域文化の再生、さらには竹林再生や加工品の開発を含む「蓮と蜜の太陽プロジェクト」など、地域の農業と文化の振興に向けた重要な取り組みを推進するために活用される予定です。更に、蓮葉果紅ではすでにシードラウンドのセカンドクローズに向けた準備も進めており、事業の拡大を視野に入れた体制を構築中です。
新たな取締役が登場
資金調達に加え、業務の持続的成長とガバナンスの強化を目的に、新たに二名の取締役が就任しました。富士フイルムグループや三菱ふそうグループでの経験を持つ永嶋茂氏が取締役に就任し、地域特有の農業支援やオペレーションの強化を図ります。また、瀬谷ルミ子氏は社外取締役として、国際的な視点からの社会的インパクトを担当します。
資金調達の目的
今回調達した5,000万円は以下のような重点事業の推進に充てられます。
- - 古代種蓮根の栽培拡大
- - 地域文化再生の拠点づくり
- - 竹林資源を活用した循環型サプライチェーンの構築
- - 社会人研修や子ども教育プログラムの強化
これにより、蓮葉果紅は現場の実装力を強化し、国際協力を通じた事業の多様化を図ります。
国際的な取り組みとエコフレンドリー農家宣言
蓮葉果紅は、2025年11月にブラジル・ベレンで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、小規模農家コミュニティの取り組みが日本初の正式採択を受けました。この initiativesは、世界エコフレンドリー農家宣言委員会が提案したもので、国際的な農業連携を促進し、持続可能な農業モデルを広めるための新たなプラットフォームとなることを目指します。
代表取締役のメッセージ
成瀬久美代表取締役は、「今回のシードファーストクローズの完了と新たな取締役の就任は、次の成長ステージへの重要な転機です。地域の自然や文化、人々の営みを尊重した農業を基盤に、農から平和を作るモデルを世界に発信していきます」と意気込みを語りました。
会社の概要
非営利株式会社蓮葉果紅は、オーガニック農作物の生産・加工・販売を行うほか、農業体験や教育プログラムの提供、生活困窮世帯や難民への支援等、多岐にわたる業務に取り組んでいます。未来の農業の形を模索しながら、地域とのつながりを大切にした活動を続けていく所存です。