学生たちが企業を訪問し学んだSDGsの重要性
2024年9月12日、東京都目黒区の自由が丘学園高等学校の1、2年生16名が、エイピーピー・ジャパン株式会社(APPジャパン)の本社を訪れ、SDGs(持続可能な開発目標)に関連した多様な取り組みを学ぶプログラムが実施されました。このイベントは、高校生たちに企業の社会的責任や持続可能性への理解を深めてもらうことを目的としています。
プログラムの内容
当日、プログラムは両社の代表取締役会長兼社長のタン・ウイ・シアン氏の歓迎の挨拶から始まりました。続いて、APPのサステナビリティ担当者が同社の製品や生産プロセスについて詳しく説明しました。特に、APPグループがSDGsの理念にどのように基づいた紙づくりを行っているかを、クイズ形式で紹介しました。生徒たちは楽しみながら、難しいテーマにも触れることができました。
また、このプログラムで取り上げられたもう一つの重要な活動が、「森の再生プロジェクト~いっしょにSDGsに取り組もう!~」です。このプロジェクトは自然林の再生に貢献するもので、APPと提携しているユニバーサル・ペーパーが主導しており、全国で多くの企業が参加しています。生徒たちは、この活動に関わる企業の製品を通じて、具体的な社会貢献の一端を知ることができました。
生徒たちの積極的な参加
プログラムの最後には事前に寄せられていた質問に一つ一つ回答する時間が設けられ、生徒たちの知識欲が感じられました。また、引率された先生からも活発な質問が寄せられ、イベントは終始和やかな雰囲気で進行しました。
このような企業訪問は、生徒たちにとって新しい学びの場となり、企業側にも若い世代との触れ合いを与える大変貴重な機会となりました。
今回の訪問を通じて、スタッフたちも熱心に参加する生徒たちから刺激を受け、今後の取り組みに対する意欲が増したと語っています。APPジャパンは今後もエンタープライズ・エデュケーションプログラムを続けていく方針です。
APPグループの持続可能性への取り組み
APP(アジア・パルプ・アンド・ペーパー)グループは、世界中で高品質な紙製品を提供する大手の紙パルプメーカーです。彼らは、持続可能性と責任ある事業活動を重視し、製造から供給チェーンに至るまで環境に配慮した取り組みを行っています。また、ESG(環境・社会・ガバナンス)の原則を支持し、ビジョン2030を掲げて地域社会への支援や生物多様性保全などを推進しています。
その取組の一環として、次世代を担う学生たちに直接的な学びの場を提供することが、企業の社会的責任と位置付けられているのです。生徒たちの感想には、このような経験が将来の職業選択にも影響を与えることが期待されています。企業が次世代の教育に関わることは、持続可能な社会を築く礎となることでしょう。
今後もAPPジャパンは、SDGsを意識した取り組みを推進していくことで、地域社会との連携を深め、もっと多くの学生たちにインスピレーションを与えていくことが求められています。