白磁展の開催
2025-05-22 13:49:11

井上萬二氏の白磁展、無形文化財認定30周年を祝う特別なイベント

井上萬二白磁展 ー白き道ひとすじにー



2023年6月19日から29日まで、東京都銀座のセイコーハウスホールで「重要無形文化財保持者認定30周年 井上萬二白磁展 ー白き道ひとすじにー」が開催されます。この展覧会は、白磁一筋に情熱を注ぎ続けてきた井上萬二氏の作品を紹介するもので、和光では49回目となる記念の展示です。

井上氏は1929年に佐賀県有田町で生まれ、1968年から日本伝統工芸展に入選し始め、以降も国内外で幅広く彼のアートを展開してきました。特に1995年にはドイツでの展示を皮切りに、ニューヨークやハンガリーなどで個展を行い、その名は世界に広まりました。重要無形文化財として「白磁」を保持することになったのも1995年のことです。

彼の白磁作品は、ロクロ技術によって一つ一つ丁寧に作られ、現代工芸としての美しさと繊細さを兼ね備えています。96歳という高齢にも関わらず、彼の技術や感性は進化し続け、多様な器体の中に凛とした美しさを見出すことができます。

展示作品について


展覧会では、代表作である丸壺や鶴首花瓶、渦文壺などが展示されます。それぞれの作品は、井上氏の高い職人技と精神性が融合したもので、どれも見る者を惹きつけます。特別企画として、白磁香炉や花器なども登場し、まさに白磁の美が堪能できる内容となっています。

  • - 白磁丸形壺(径34.5×高さ32.6㎝)
  • - 白磁瓜形壺(径31.2×高さ42㎝)
  • - 白磁ひねり壺(径20.6×高さ30㎝)
  • - 白磁線鶴首花瓶(径25.6×高さ29.2㎝)
  • - 特別企画作品白磁香炉(径11.4×高さ11㎝)
  • - 白磁花形花器(径38×高さ23㎝)

井上萬二氏の略歴


井上氏は、日本の工芸界において非常に重要な存在であり、現代の名工としても知られています。1979年に卓越した技術者として表彰された彼は、優れた技術を次世代に伝えるためにペンシルベニア州立大学で作陶の指導を行った経験を持つなど、教育者としての一面も持っています。2002年には西日本文化賞を受賞し、様々な栄誉と共に文化活動を続けています。

展覧会の詳細


  • - 開催期間: 6月19日(木)~29日(日)
  • - 会場: セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
  • - 営業時間: 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
  • - 入場料: 無料
  • - 主催: 和光
  • - お問い合わせ: 03-3562-2111(代表)

最後に


井上萬二氏の作品は、彼の哲学と技術の結晶です。ぜひ、この貴重な機会に彼の作品を直接目にし、白磁の魅力を感じていただければと思います。最新情報は和光の公式ウェブサイトやインスタグラムをチェックしてください。今後も井上氏の活動にご注目を!


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会社情報

会社名
株式会社 和光
住所
東京都中央区銀座4-5-11和光
電話番号
03-3562-2111

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