DICと国際文化会館が共に創る新しいアートと建築の未来
DIC株式会社は、公益財団法人国際文化会館と新たなアート・建築分野での協業プロジェクトを本格的に始動しました。この取り組みは、名画の保存・公開・継承を基本理念に掲げ、アートとビジネス、公益の融合を図るものです。
今後のアート活動方針
DICは、戦後アメリカ美術に大きな関心を寄せており、特にマーク・ロスコの作品群を中心に展開していきます。同社は、長期的にこの優れたアートを社会に開放し、次世代へ伝えていくことを自身の責任と位置付けています。移設期間中も、多くの方にロスコ作品を鑑賞していただける機会を増やし、文化資産としての価値を広めることに注力します。
化学とアートの融合
また、DICは「化学×アート」という新たな切り口で社会貢献にも力を入れています。美術品の修復において化学メーカーとしての専門知識を活かし、支援組織「IACC」を設立し、文化資産の保護と新たな価値創造に取り組むことを目指しています。
ロスコ・ルーム設計構想
新西館に設置される「ロスコ・ルーム」は、建築ユニットSANAAが手掛けています。この空間は、自然との調和を意識したアプローチが特徴で、来館者がアートと深く向き合える設計となります。特に庭園からの導入部は、訪れる人々に独特の体験を提供し、明確な存在感を持つ展示室として位置付けられています。
ロスコ・チャペルとの提携
さらに、DICと国際文化会館はロスコ・チャペルとパートナーシップを締結しました。この協力により、ロスコ作品の展示を通じて国際的な文化的ネットワークを形成し、二国間の関係を深めることを目指します。
ロスコ・チャペルは、アートを媒介にした対話の場として国際的に評価されている無宗派の礼拝堂です。今後、DICと連携し、文化資産の保全・修復に向けた取り組みを進めていきます。
アートを通じた平和の追求
DIC社長の池田尚志と、国際文化会館理事長の近藤正晃ジェームスは、アートを通じて平和の可能性を探求する重要性を強調しています。世界情勢の混迷を背景に、アートを媒介とする対話の重要性は高まっており、ロスコ・チャペルやロスコ・ルームがその役割を果たすとしています。
この新たな協業プロジェクトを通じ、DICと国際文化会館は、文化資産の保護や次世代への継承だけでなく、平和のための民間外交を進めていく考えです。今後の展開が期待されます。