環境に優しい料理法を提案
東京ガス都市生活研究所は、エコ・クッキングの実施から30年を迎え、「エコ・クッキングまるわかりBOOK」を新たに公開しました。この冊子は、買い物から調理、食事、片付けまで家庭で実践できる具体的なエコ・クッキングの手法を提供しています。
エコ・クッキングとは?
エコ・クッキングは、環境への配慮と食生活の工夫を結びつけ、家庭でのCO2排出量を削減し、食品ロスを減らすことを目的としています。同研究所の調査により、エコ・クッキングを導入することで家庭のエネルギー使用量や生ごみの排出量を半減できる可能性が示されています。
日本全体の課題を反映
環境省が提示する2050年カーボンニュートラル実現に向け、日常生活の省エネや資源の効率的な使用が求められています。また、消費者庁や農林水産省の施策により、家庭での食品ロス削減の重要性も高まっています。このような流れの中、エコ・クッキングは大きな役割を果たすことが期待されています。
30周年記念イベントでの反響
2023年12月、東京ガス企業館にて開催された30周年記念イベント「エコ・クッキングdeアフタヌーンティー」では、参加者がエコ・クッキングの理念について学ぶ機会が提供され、特別なレシピも紹介されました。キャロットシナモンケーキやオープンサンドなど、環境を意識したメニューが並び、参加者たちは楽しい交流を持ちながら料理の楽しみを再認識しました。
調査結果が示す興味
同研究所の調査によると、4割の人々が「環境を意識した行動を取っている」と答えた一方、実際に環境に配慮した工夫を知りたいと感じる人は約半数を超え、具体的な実践方法に対する関心の高さが浮き彫りになりました。このことから、エコ・クッキングの情報提供が求められています。
行動変容を促す冊子
「エコ・クッキングまるわかりBOOK」では、難しい特別な方法ではなく、日常的に取り入れられる簡単な方法が提案されています。家族と共に食の場を楽しみながら、少しずつエコ・クッキングを取り入れ、家庭内の行動を変えていくことができるのです。これにより、生活者の意識が徐々に環境に寄り添うものへと変わることが期待されます。
日本社会の環境意識が高まり続ける中、エコ・クッキングは避けて通れないテーマです。今後も東京ガスグループは、環境に配慮した取り組みを継続し、次世代のための持続可能な社会を築いていく考えです。人々の食生活に寄り添いながら、エコ・クッキングの普及を図り、共により良い未来を目指していくことが大切です。