弥生が新たに「弥生PAP社労士」制度を設立
弥生株式会社が社会保険労務士向けの新しい入会区分「弥生PAP社労士」を新設し、会計事務所向けパートナープログラム「弥生PAP」の活動を広げました。この制度の目的は、中小企業への支援をさらに強化することです。
弥生のミッションとPAPの活動
弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」というミッションを持ち、自社の業務ソフトウェア「弥生シリーズ」を通じて中小企業の経営をサポートしています。特に「弥生PAP」プログラムは中小企業、個人事業主、起業家の発展を後押しするために設立され、現在は全国13,000会員以上を抱える大規模な組織へと成長しました。
今回、社労士事務所を対象にした「弥生PAP社労士制度」が誕生したことで、弥生のソリューションを利用して人事労務領域でもさらなるサポートが可能になります。すでに「弥生PAP」に加わっている会計事務所は「弥生PAP税理士」と名称変更し、製品やサービスの提供は引き続き行われます。
「弥生PAP社労士」の特色
「弥生PAP社労士」に加入する社労士事務所には、特別プランとして給与業務製品「弥生給与」と「弥生給与 Next」のライセンス契約が提供されます。このプランを利用することで、事務所内の職員は無制限に製品を使用でき、顧客の給与計算業務を代行したり、研修やセミナーを行ったりする際に役立てることができます。
さらに、10GBのデータバックアップサービス「弥生ドライブ」も提供され、顧問先とのやり取りの効率化が図られます。長期的には、業界情報や製品情報を提供する会報誌「YAYOI LINK Journal」なども予定されており、社労士事務所を総合的に支援する方向性が示されています。
会員資格要件とキャンペーン
「弥生PAP社労士」の会員資格を得るには、全国社会保険労務士会連合会に登録されている事務所または法人で、代表者が社会保険労務士である必要があります。また、対象顧客の経営支援を行う組織でも、代表者が社労士であれば加入が可能です。年会費は33,000円(税別)ですが、2025年9月中旬から2026年3月いっぱいまでの入会申込分に限り、初年度年会費が無料になるキャンペーンも実施されています。
申込の際には、「弥生給与」のサービス契約IDを記入する必要があります。特にあんしん保守サポート契約が有効な事務所にとって、このキャンペーンは大きなチャンスです。
弥生についての概要
弥生株式会社は、1978年に設立され、業務ソフトウェアの開発・販売・サポートを行っています。「弥生シリーズ」は350万を超えるユーザーを持ち、業界最大規模のカスタマーサポートセンターやデータ蓄積を活かし、中小企業の成長を支援しています。現在、東京都千代田区外神田に本社を構えており、従業員数は937名です。
詳しい情報や加入方法については、弥生の公式ウェブサイトを確認してください。中小企業と社労士事務所の新たな連携が生まれることに期待が高まります。