日本ゼオン、創立75周年記念社史『ゼオン75年のあゆみ』を刊行
日本ゼオン株式会社は、2025年4月に75周年を迎えるのを記念して、社史『ゼオン75年のあゆみ』を発刊しました。これは、2000年に発行された50年史以来、25年ぶりの社史となります。
ゼオンは1950年に設立され、古河電気工業、横浜ゴム、日本軽金属の古河系3社と米国のB.F.グッドリッチ・ケミカル社の技術を活用しながら、塩化ビニル樹脂の製造からスタートしました。その後、1959年には国内初の合成ゴムの生産に成功し、以降は独自の技術で特殊合成ゴムやシクロオレフィンポリマーなど、他社には真似できない革新的な素材を生み出してきました。
社史は「沿革」「テーマ史」「資料編」の3部に分かれており、沿革部分では創業からの50年と最近の25年を振り返り、経営判断や当時の出来事を詳述しています。テーマ史では、ゼオンを支える事業や生産革新、改善活動、そして2017年に受けた行幸など、企業としての成長の過程を解説しています。
また、過去の失策として自主保安認定の取り消しや独占禁止法違反疑惑にも触れ、それに伴う学びを示すことで、コンプライアンスの重要性を再確認させる内容となっています。
ゼオンは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」という企業理念を掲げており、次の100年に向けてのビジョンも描かれています。独自の技術や製品、サービスを通じて、「持続可能な地球」と「安心で快適な生活」に寄与することが目標です。
社史『ゼオン75年のあゆみ』 概要
- - 体裁: A4版、296ページ、オールカラー、日本語、非売品
- - 装丁: ソフトカバー
- - 発行日: 2025年11月30日
※社史は12月24日からWebサイトでも公開予定です。
この社史はゼオンの75年の歴史と、これからの未来を見据えた取り組みをまとめた貴重な資料であり、企業の成長を支えてきたさまざまな知識や知恵が詰まっています。