2024年の消費行動を変えた自然災害とユーザーの対応とは

消費行動を変えた2024年の自然災害

株式会社マイベストは、2024年の消費行動についてのレポートを公開しました。本レポートは、特に気象変動や災害がどのようにユーザーの行動に影響を与えたかを検証しています。今年は特に、様々な異常気象や自然災害が頻発し、それに伴い消費者のニーズが変化しました。

防災意識の高まり

今年は特に地震が多く発生したことが印象的です。1月の能登半島地震や8月の宮崎・日向灘地震といった重大な地震があったため、多くの消費者が防災に関心を持つようになりました。特に防災グッズについての検索が急増し、非常食や女性向けの防災セット、手回し充電器といった商品が特に人気を集めました。

米価格と買いだめ

また、猛暑の影響も消費行動に影響を与えました。今年は国内の米の収穫量が減少し、特に8月には「令和の米騒動」と呼ばれる状況が発生。消費者は生活防衛として「買いだめ」をする傾向が強まり、また代替品の需要も高まりました。中でもパックご飯やうどんが特に人気でした。

台風の影響と意外な商品

2024年は台風も多く襲来し、特に8月末から9月初めにかけての台風10号は広範囲に影響を及ぼしました。このような状況下で、防災グッズだけでなく「ストームグラス」への関心も急増しました。ストームグラスは天候を予測するためのアイテムで、多くのユーザーがその情報をSNSで共有したことから、一気に注目を浴びることとなりました。

冬の寒さとあったかグッズ

冬が近づくにつれ、また別のニーズが高まっています。寒波が到来し、充電式カイロや電気式パッド、着る毛布といったあったかグッズの注目度が上がっています。特に、12月までのアクセス数をみると、充電式カイロは前年の4.4倍、電気敷きパッドは5.2倍と、需要が非常に高いことがわかります。これらは経済的かつエコに配慮されているため、多くのユーザーから支持されています。