誰もが楽しめる「ルビフル本」コーナーが丸善に登場
2023年、東京丸の内の象徴ともいえる丸善 丸の内本店に、特別なコーナー「ルビフル本」が新たに設けられました。この新しい試みは、一般財団法人ルビ財団の協力により実現したもので、書籍にふりがなが付いているため、大人も子どもも楽しむことができます。これにより、読書がより身近なものとなり、すべての世代が知識を広げられるような環境が整いました。
ルビ財団は、書籍やデジタルコンテンツにおいてルビの普及を図ることで、国語能力の向上や知的好奇心を育むことを目指しています。特に、漢字にとても難しさを感じる子供たちや漢字が苦手な人々に対し、読書の壁を取り除き、興味のある分野へのアクセスを提供することを目的としています。
実際、丸善では2024年9月から11月にかけて、ルビフル本の選書フェアを開催予定であり、その後2025年には全店規模でのフェアも予定されています。この活動を通じて、多くのお客様から「専門書を手に取る機会が増えた」「子供が自分の好みに合う本を選べるようになった」といった肯定的な反響が寄せられています。
この新しいコーナーを設けた友田氏は、「ルビ」をキーワードにした本の取り揃えが、今までの書店にはなかった新たなアプローチであると評価しています。「ルビ」が持つ役割に目を向け、その量に応じて書籍をカテゴライズすることで、書店での本選びに新たな楽しみ方が加わることが期待されています。
丸善 丸の内本店の詳細
丸善 丸の内本店は、東京都千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾの1階から4階に位置しています。特設の「ルビフル本」として、3階のフェア会場でも今後のイベントが開催される予定です。連絡先としては、03-5288-8881にてお問い合わせが可能です。
ルビ財団の役割
一般財団法人 ルビ財団は、外国人や障害のある方々を含む、すべての人が暮らしやすい多文化共生の社会を作るために、ルビの普及を推進しています。設立は2023年5月24日で、代表理事には伊藤 豊氏が名を連ねています。彼らの活動により、この日本の学びの場がどのように変わっていくのか、今後が非常に楽しみです。
ルビフル本のコーナーは、そんな進化した書店の新たな形を象徴しており、すべての人々に読書の楽しみを提供するプロジェクトと言えるでしょう。