アトピー性皮膚炎調査
2024-11-28 11:33:08

アトピー性皮膚炎治療に関する母親の意識と実態調査

アトピー性皮膚炎治療に関する母親の意識と実態調査



日本イーライリリー株式会社が実施した調査では、中等症以上のアトピー性皮膚炎を患うお子様を持つ母親443名を対象に、治療に対する意識や実態が明らかにされました。この調査は、アトピー性皮膚炎の治療方針や親の悩みがどのように感じられているのか、そして医療におけるコミュニケーションの重要性を浮き彫りにしました。

調査の主な結果


調査の結果、アトピー性皮膚炎を持つ子どもを育てる母親たちは、「治療を強化したい」と考える一方で、実際に医師に相談している割合は極めて低いことが分かりました。具体的な数値を見てみましょう。

  • - 治療強化の希望: 約48.5%の母親が、現在よりも治療を強化したいと考えています。
  • - 医師への相談状況: 実際に治療薬の情報を収集し、医師に相談した母親はわずか19.5%でした。
  • - 治療への満足度: お子様の治療に「満足している」と答えた母親は36.1%で、治療に対する不安を抱える割合が高いことが示されています。

このように、大多数の母親が治療に満足していないにもかかわらず、医師に意思を伝えることができていない現実が浮かび上がっています。特に治療の選択肢に関しては、88.3%の母親が新しい治療薬(生物学的製剤やJAK阻害剤)を認知しておらず、情報収集の不足が影響していると考えられます。

子どもへの影響と母親の心境


さらに、子どもがアトピー性皮膚炎であることが、日常生活にどのような影響を及ぼしているのかも調査されました。71.9%の母親は、子どもがアトピー性皮膚炎によって「勉強や習いごとに集中できないことがある」と回答。また、子どもだけでなく母親自身も、体力の消耗や寝不足に悩まされていることが分かりました。

  • - 睡眠への影響: 子どものアトピー性皮膚炎によって、46.7%の母親が週に1日以上睡眠が妨げられていると感じています。
  • - 疲労の感覚: 70.5%の母親は、子どものアトピー性皮膚炎によって疲労を感じたことがあると答えました。

医師とのコミュニケーションの重要性


調査を監修した近畿大学医学部の大塚篤司教授は、アトピー性皮膚炎が症状だけでなく、家族全体に影響を与えることを指摘し、治療の重要性を強調しています。治療強化を希望する母親に対しては、具体的な治療法を知り、主治医に相談することが大切であると提言しています。

今後の方向性


日本イーライリリーは、患者さんの生活の質を高めるために、より多くの情報提供とサポートを行っていくことを目指しています。これからもアトピー性皮膚炎の治療に携わり、患者やその家族が安心して生活できるよう努めてまいります。

調査概要


  • - 実施企業: 日本イーライリリー株式会社
  • - 調査期間: 2024年9月26日〜10月1日
  • - 対象者: 20〜49歳の女性、中等症以上のアトピー性皮膚炎患者の母親
  • - 有効回答数: 443

詳しい調査結果については、参考資料にて確認できます。


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会社情報

会社名
日本イーライリリー株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区磯上通5-1-28LILLY PLAZA ONE Bldg
電話番号
078-242-9071

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