医療業務支援プラットフォーム「kotomos」誕生の背景
新しい医療業務支援プラットフォーム「kotomos(コトモス)」が、株式会社メディカルアンドテクノロジーズによって開発され、パイロット提供が始まりました。このプラットフォームは、分断された医療情報を統合し、チーム医療の質を向上させることを目的としています。特に、スマートフォンとAIを活用して、医療従事者の業務を支援し、現場でのコミュニケーションをスムーズにします。
開発の背景には、医療現場における人手不足やデジタル疲れといった課題があります。特に2024年4月から適用される「医師の働き方改革」に伴い、限られた人員で医療の質を維持することが求められています。この状況下で、業務運営を見直し、人員に依存しない効率的な仕組みづくりが急務とされています。さらに、電子カルテや各種システムの併用による情報の断絶も、業務効率の低下を招いていました。
kotomosの主要機能
「kotomos」は、以下の三つのポイントを軸にして医療現場の業務を支援します。
1.
現場完結型コミュニケーション
チーム全体の連携強化を図るため、院内外のコミュニケーションを一つのプラットフォームに集約しました。チャットやビデオ通話、お知らせ機能を使用して、リアルタイムでの情報共有が可能になります。
2.
AIアシスト・情報検索
AIが臨床支援を行い、医学文献を基に情報を提示します。これにより、医療従事者は素早く正確な情報を確認でき、日々の臨床判断を助ける役割を持っています。
3.
業務運用・管理基盤
医療機関の業務運用を支えるため、安全性と管理が必要な基盤を提供します。アカウント管理やセキュリティ対策を講じ、効率的な業務運営を可能にします。
パイロットプランの募集
現在、「kotomos」の実運用に対してフィードバックを提供してくれるパイロット医療機関を募集しています。診療所や介護施設など、幅広い現場での情報共有や業務連携に課題を持つ施設からの応募も受け付けています。参加者は、月一回のミーティングに参加し、実際の運用についてのフィードバックを提供します。さらに費用はパイロット期間中は初期費用・月額利用料ともに無料となっており、気軽に取り組むことができます。
国際モダンホスピタルショウ2026 出展
2026年7月、東京で開催される国内最大規模の医療IT展示会「国際モダンホスピタルショウ2026」にも出展する予定です。この展示会では、kotomosの実際の機能を紹介し、医療機関向けに導入に関する相談も受け付ける予定です。
医療業界における「kotomos」は、今後の医療現場における業務支援の新しいスタンダードを築く可能性を秘めています。これまでの課題を解決するための次世代のツールとして、重宝することでしょう。