新登場！植物由来の「プラントベースバターブロック」日本市場に登場

植物由来の新たな選択肢

2025年2月18日、日本の食文化に新たな風を吹き込む製品が登場します。日仏商事株式会社が、オランダのビーベターマイフレンドから「プラントベースバターブロック 2.5kg」を日本市場に導入。この新しいバターは、100％植物由来という特性を持ち、乳バターと同じ使用感を実現しました。

商品の特徴

この「プラントベースバター」は、シアバター、ココナッツオイル、ひまわり油などの植物油脂を使用しており、乳製品に代わる健康的な選択肢です。特に注目されるのは、乳バターと同量で置き換え可能な点。これにより、レシピの調整が不要で、シェフや家庭料理の愛好者にとって非常に使いやすい要素となっています。

さらに、環境に配慮した製品であり、パーム油や水素添加油脂、アレルゲン、ラクトースを含まないため、アレルギーを持つ人や乳糖不耐症の方々にも適しています。これにより、健康志向の高まりに応えるだけでなく、地球環境への配慮も兼ね備えています。

使いやすさと品質の実現

主原料であるシアバターは、乳バターと同じくらいの融点を持つため、口溶けの良さも魅力です。長年にわたり開発が行われたこの製品は、乳バターに極めて近い物性を持っており、これまでの代替品とは一線を画します。そのため、パンや菓子、料理などさまざまな料理に幅広く活用できます。

食材の風味を引き立てる

このプラントベースバターの特長は、そのニュートラルな性質でもあります。素材本来の風味を引き出すため、フルーツやチョコレート、スパイスチューニングを必要ありません。すでに世界中のペストリーシェフから高い評価を得ており、料理の幅を広げるアイテムとして期待が寄せられています。

開発の背景にある理念

この商品は、2019年末にその開発プロジェクトがスタートしました。パティシエのMarike Van Beurden氏がヴィーガンペストリーを準備する際に、満足できる品質の代用バターが市場にないことに気付き、オランダで独自の植物由来の製菓用材料を開発することになりました。そして2021年には、Royal Smilde Foods社の協力を得て、ついに満足のいくプラントベースバターが完成しました。