相澤病院のAI導入
2024-09-11 12:01:14

相澤病院が甲信越エリア初の「ユビーメディカルナビ生成AI」を導入し医療の効率化を図る

相澤病院が生成AIを試験導入



長野県松本市の社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院で、Ubie株式会社の提供する「ユビーメディカルナビ 生成AI」が試験導入されました。これは、甲信越エリアにおける初の取り組みとなります。

相澤病院は、医師や看護師、事務スタッフ約80名を対象に、文章生成・要約機能を活用した退院サマリーの作成や、音声認識に基づくIC記録・療養指導記録の作成を行います。この試みは、業務効率を向上させ、医療サービスの質を更に底上げすることを目的としています。

背景と目的



2024年4月に施行される「医師の働き方改革」により、医師の働き方が見直され、残業時間の上限が設けられることとなりました。これに伴い、医療機関ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、タスクを他の医療従事者に移譲する「タスクシフト」が進められています。特に、AI技術の活用に関する補助金制度が導入されるなど、医療界での生成AIの運用が広がっております。

相澤病院はこれまで、ICT活用による医療の質向上を進めてきましたが、生成AIの導入により院内の幅広い業務での効率化を図ることが期待されています。

ユビーメディカルナビ生成AIの機能



「ユビーメディカルナビ 生成AI」には多様な機能が搭載されています。文章の生成・要約はもちろん、音声認識機能や画像認識機能も利用可能です。また、安全性の高い設計がなされており、院内データも外部に漏れることなく処理が行われます。さらに、医療現場への導入に際して、コンサルタントがサポートを行い、導入から業務実装までを一貫して支援します。

この生成AIは、医師や看護師が抱える多様な業務課題を解決するために設計されており、特に退院サマリーや紹介状の作成に際して、業務の負担を軽減し、業務の均一な品質を確保します。医療現場の特性に合わせたデータ処理の仕組みも整えられ、ネットワークセキュリティが確保されています。

相澤病院の実施内容



相澤病院での試験運用では、医師や看護師が中心となり、以下のような業務に活用されます。
  • - 文章生成・要約機能による退院サマリーの作成
  • - 音声認識機能を使ったIC記録や療養指導記録の作成

また、国際課の職員は外国語の診療書類作成においても生成AIを活用し、効率的な業務運用を目指します。特に、英語翻訳機能による診療情報提供書の作成は、外国人患者に対する医療サービスの質を上げる一助となるでしょう。

今後の展望



相澤病院では、今回の試験導入の結果を踏まえ、生成AIの完全導入について検討を進める予定です。医療従事者たちは、業務効率化によって本来の医療提供に集中できるようになり、結果的に患者サービスの向上に貢献することが期待されます。

お問い合わせ



「ユビーメディカルナビ 生成AI」についての詳細や導入に関するご質問は、Ubie株式会社の公式ウェブサイトからのお問い合わせが可能です。


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会社情報

会社名
Ubie株式会社
住所
東京都中央区日本橋堀留町二丁目4番3号日本橋堀留町2丁目ビル 6F
電話番号
03-6778-4016

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