工場の空気環境を変革する大型空気清浄機が新登場！

最近、工場内の作業環境を改善するための画期的な製品として、工場用大型空気清浄機が注目を浴びています。特に、溶接工場におけるヒュームの発生を抑えることがきわめて重要な課題となっており、この新しい装置はその解決策として登場しました。

この大型空気清浄機は家庭用の空気清浄機を工場用にアレンジしたもので、溶接ヒュームを効果的に吸引し、工場全体の空気質を向上させます。目安として高さ6m、330坪の工場では、1台で1時間に1回の換気ができる能力があります。

設置は200Vの電源を使用し、どの場所でも簡単に移動して利用できるため、作業者の近くや必要な場所に合わせて設置できます。この機能により、作業者が間接的に溶接ヒュームを吸い込むリスクを軽減することが可能です。

本機は、タイプが二つあり、高さ2.7mの低床ボックスタイプと、高さ3.5mのタワータイプがあります。外観は異なりますが、内部の集塵フィルターやブロアモーターは同じ高い性能を維持しているため、利用者は自社のスペースに適したタイプを選ぶことができるのが魅力です。

空気清浄機を使用することで、脱炭素やSDGsにも貢献でき、冷暖房効率を損なうことなく作業環境を整えられます。従来の集塵装置と比較して、ダクト工事が不要であるため、レイアウトの自由度も高く、どんな工場環境にも適応しやすい設計となっているのが特筆すべきポイントです。

さらに、新たに導入したオプション『局所集塵用ダクトオプション』は、作業者の手元から直接立ち上る溶接ヒュームを集中的に吸引するために開発されました。このオプションでは、集塵アームを伸ばすことで、各種の作業環境に応じた集塵が可能となります。例えば、ロボット溶接などの精密な作業を行う場合にも、効果的に溶接ヒュームを除去できます。

この機器の風量は、工場全体を吸引する能力100立米(㎥)を誇り、局所集塵時にはアームを2～3本利用することで、1本あたりの吸引力が33～50立米(㎥)となり、周囲に拡散するヒュームを効果的に取り除くことができます。

さらに、事業運用において、エアコンを利用する工場では、電気代の節約も可能です。シミュレーションによると、夏と冬の5か月間で260,160円ものコスト削減が見込まれ、CO2排出量を3.77トン削減できる可能性があります。このように、環境に配慮しながら経済的にも効果的な運用ができるのです。

株式会社エステーリンクは、工場用大型空気清浄機を含む各種の製品を設計製造・販売しており、板金加工業者のニーズに応える革新的なソリューションを提供しています。今後も同社は、作業現場で役立つ装置の開発を続け、工場環境改善に貢献していくことでしょう。

今後の製品展開に期待が寄せられているこの大型空気清浄機、ぜひその導入を検討してみてください。