Withコロナ時代の子育て支援を考えるシンポジウム
2021年、私たちの生活環境が一変しました。特に、子育てにおいては新たな課題が浮上しています。コロナ禍における孤立感や精神的な負担が増加し、多くのママたちが深刻な状況に直面しています。そんな中、一般社団法人乳幼児子育てサポート協会が主催する「子育て支援を考えるシンポジウム」が、10月6日にオンラインで開催されます。
シンポジウムの目的
このシンポジウムの目的は、子育てをする当事者たちの実際の声を反映させることです。523名のママたちを対象とした調査から、ぎりぎりの状況にある彼女たちの実態が明らかになりました。具体的には、孤独感を感じているママは90%、また自分が子どもを虐待するのではないかと追い詰められたママも73%にも上ることがわかりました。具体的な数字から、現実的な問題を見つめ直す必要性が浮き彫りになっています。
実態調査の結果
調査の結果、以下のような切実な声が挙がりました:
- - 92%が、コントロールできないイライラ感を感じたことがある。
- - 82%が、誰に相談すればよいかわからないというジレンマ。
ここで特に注目したいのは、自治体の電話相談の利用率がわずか5%であることです。多くのママたちが、サポートを求める一方で、その手段を知らない現状が浮き彫りになりました。
シンポジウムの詳細
シンポジウムは、10月6日(水)19:30から20:30までの間に実施され、参加費は無料です。終了後には自由参加の意見交換会も行われ、参加者同士で貴重な意見を交わす場となります。
参加方法は、オンラインミーティングツールのZOOMを使用。事前の申し込みが必要ですので、興味のある方は早めに以下のリンクからお申し込みください。
申し込みはこちらから
調査の背景
この調査は、2021年6月25日から7月15日にかけて行われ、未就学児を持つ男女を対象にしました。調査の方法は主にインターネットを通じて告知を行い、多くの回答を集めました。特にこの調査を通じて、自治体や支援施設がどうあるべきか、より具体的な施策へとつなげる土台を築く構想が浮かび上がりました。
乳幼児子育てサポート協会の活動
一般社団法人乳幼児子育てサポート協会は、2013年に設立され、様々な形で子育て支援を行ってきました。代表の行本充子さんも自身の経験から、孤独な育児環境にあるママたちをサポートする活動に力を入れています。彼女は、友人がいない中で育児を始め、「子どもを虐待するかもしれない」と感じた経験から、この協会を設立しました。現在、シングルマザーとして小5の息子を育てながら、他のママたちにも支援を届けるべく奮闘中です。
このシンポジウムは、子育てをする上での孤立状態や不安について語り合う貴重な機会です。現役ママたちの心の声を聞き、支援の輪を広げていくために、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。