マウザー・エレクトロニクスがEzurioのTungsten510 SMARC SOMを発表
半導体と電子部品の正規代理店である
マウザー・エレクトロニクスは、Ezurio社の新製品である
Tungsten510 SMARCシステム・オン・モジュール(SOM)を取り扱い開始しました。これにより、組み込みシステム向けの製品群がさらに拡充され、開発者に新たな選択肢が提供されます。
Tungsten510 SMARCとは
Tungsten510 SMARCは、強力なコンピューティング能力を持つ製品です。具体的には、2.0GHzの
デュアルコアArm® Cortex®-A78と、2.0GHzの
クアッドコアArm Cortex-A55を搭載。この組み合わせにより、電力効率の高い処理能力が実現されています。また、
LPDDR4 RAMと
eMMCストレージを組み合わせており、さまざまな高性能アプリケーションに対応可能です。
Tungsten510は、特に
スマートカメラや
産業用IoT、そして
自律型ロボットや車両に適した設計がなされており、その用途は多岐にわたります。これにより、開発者は多様な環境でこのハードウェアを利用することができます。
特徴と性能
Tungsten510 SMARCは、専用のAIアクセラレータを搭載しており、最大で
2.8 TOPSの処理能力を提供します。これにより、高度なエッジ・マシン・ラーニングの実行が可能となり、複雑なデータ処理もスムーズに行えるでしょう。
さらに、
Arm Mali-G57 MC2 GPUを搭載しており、スマートフォンレベルのユーザーインターフェイスや3Dパフォーマンスを実現。4KおよびフルHDのデュアルディスプレイにも対応し、優れた視覚体験を提供します。
バックエンドの機能として、4Kビデオエンコーダ/デコーダ、最大32MPのカメラインターフェースを持ち、ハイファイオーディオDSPも内蔵されています。これらの特性から、Tungsten510は非常に多機能で汎用性の高いモジュールとなっています。
安全性と接続性
Tungsten510は、特に厳しい環境下でも安定した
Wi-Fiおよび
Bluetooth接続を提供します。また、
WPA3-Enterpriseをサポートしているため、高度なセキュリティが要求される場面でも安心して利用できます。さらに、FCCやCEなど、複数の国際的な認証を取得しているため、世界中での利用が容易です。
まとめ
マウザー・エレクトロニクスが取り扱うEzurioのTungsten510 SMARC SOMは、進化し続ける技術の最前線で、開発者にとって貴重なリソースとなります。これにより、様々な組み込みシステムの開発が一層加速することが期待されます。さらに詳細を知りたい方は、
こちらをご覧ください。
マウザー・エレクトロニクスとは
マウザー・エレクトロニクスは、世界中の電子設計者に対して幅広い製品を提供しています。テキサス州ダラスに位置する同社の物流センターは、最新の技術を駆使しており、180以上の国に製品を届けています。さらに、680万点以上の電子部品を取り扱い、多言語・多通貨に対応したウェブサイトを運営しています。
Ezurioについて
Ezurioは、RFモジュールやカスタムソリューションなどを提供する企業で、長年にわたるエンジニアリング専門知識を基に、充実したサポートをクライアントに提供します。これにより、多様な設計課題を解決できる安定したソリューションを実現しています。