右近倫太郎がPX3 2025でダブル受賞
日本を代表するフォトグラファーである右近倫太郎さんが、フランス・パリで行われた国際フォトコンテスト「PX3 (Prix de la Photographie Paris) 2025」のプロフェッショナル部門で、ゴールドウィナーを受賞しました。この受賞は、日本のフォトグラファーとして初の快挙であり、彼のこれまでの努力と情熱が実を結びました。
PX3とは?
「PX3 (Prix de la Photographie Paris)」は、2007年に創設された国際的な写真賞で、特に欧州の中で高い知名度を誇ります。多くの著名なフォトグラファーたちが名を連ねており、受賞歴はその評価を示す大きな指標となっています。
受賞内容
右近さんは、2025年9月に発表される「PX3」にて、作品「THE SEA IS WATCHING YOU」が「Nature / Underwater」カテゴリでGOLD WINNERを受賞し、さらに「The Queen Beneath Silence」が「Portraiture/Wedding」カテゴリでSILVER WINNERを獲得しました。これにより、彼はプロフェッショナル部門においてGOLDとSILVERのダブル受賞を果たした、日本人初のフォトグラファーとなりました。
受賞作品である「THE SEA IS WATCHING YOU」は、クジラとの神秘的な出会いを捉えたもので、右近さんはその瞬間を通じて自然との絆を表現しています。ウェディングフォト部門での受賞も、水中ウェディングという革新的な手法でのもので、彼の挑戦が評価されました。
右近倫太郎のコメント
受賞の喜びを右近さんはこう表現しました。「このたび、PX3 パリフォトアワード2025においてGOLD WINNERおよびSILVER WINNERを受賞できたことを大変光栄に思います。私にとって、水中撮影は単なる被写体を記録すること以上の意味があります。自然と密接に交わるこのプロセスは、私のライフワークそのものです。海と向き合うことで、自然との関係が写真に反映されるのです。」
さらに、「この賞は私一人の成果ではなく、海という大きな存在や仲間、依頼者の皆さんと共に得られたものであると感じています。今後も、写真を通して自然と人間の調和を記録し、その価値を世界に届けたいです。」と、この受賞を通じての望みを話しました。
今後の展示予定
受賞作品「THE SEA IS WATCHING YOU」は、2023年11月にパリの24b Galleryにて展示される予定です。また、右近さんの作品がフランス・パリのルーヴル美術館とつながる複合施設「カルーゼル・デュ・ルーヴル」で開催されるアートフェア「Art Shopping Paris」でも展示される見込みです。これにより、国際的に彼の作品がさらに広がりを見せることでしょう。
右近倫太郎の経歴
右近倫太郎さんは、1986年に福井県で生まれ、東京を拠点に活動しているフォトグラファーです。立命館大学大学院を卒業後、一般企業に勤務しながらカメラマンとしての道を進みました。彼は風景と人物を融合させた独自のスタイルで、ウェディングフォトの分野においても革新をもたらしました。さらに、数々の国際フォトアワードで受賞歴があり、国内外で多方面にわたる活動をしています。
今後も右近倫太郎さんの活動には目が離せません。彼の作品はただの写真ではなく、自然との強い結びつきや人々の思い出をカメラを通して鮮やかに切り取るものです。その情熱を持って、彼からの新しい刺激を期待したいです。