日本の伝統と最新技術が融合した靴「GRIPDROP ORIGINAL#01」の魅力

日本の伝統と最新技術が融合した革新靴

日本の伝統的な履物と最新素材を組み合わせた新しい靴「GRIPDROP ORIGINAL#01」が登場しました。この靴は、ただ履くだけで足の指を鍛えることができる全く新しい発想から生まれています。
製品の大きな特徴は、そのユニークなデザインと構造にあります。まず、見た目にも印象的な足袋型の形状が目を引きますが、その内部には伝統的な「足半（あしなか）」の構造が取り入れられています。

足半の特性を活かす

足半は、鎌倉時代の絵巻物にも登場するほど古くから存在する日本の伝統履物です。長さが短く、足の半ばまでのデザインであるため、小石や泥が入らず、滑りにくい特徴があります。この特性を土台にしたGRIPDROPは、独自の段差（DROP）を取り入れ、自然に足指を地面に捉える助けをします。
実際に、筋電図の計測によると、従来のスリッパに比べて足指の筋肉の活動量が1.5倍から2倍に増加したことが示されています。この結果は、特に「浮き指」と呼ばれる問題を抱える現代人にとって、非常に大きな意味を持ちます。浮き指は、足の指が地面から離れている状態で、これが続くと様々な足の悩みを引き起こす原因となります。

健康維持のための革新

現代社会では、ライフスタイルの変化や歩行不足、硬い道路面などにより、足の機能が低下しています。GRIPDROPの開発者は、靴を通じて人々の足が変形していることに気づきました。そして、ただ足を「支える」のではなく、しっかりと「鍛える」ことが必要だと考え、この靴を作り上げました。
足の健康を考えたとき、裸足で生活することが最も理想的ですが、現実的ではありません。そこで、日常生活の中で自然と足指を使用することを目的としたGRIPDROP ORIGINAL#01が生まれたのです。

デザインと素材へのこだわり

この靴は、セグメント化されたデザインでありながら、シンプルさが際立っています。かかと部分には地下足袋に使われる「馳（はせ）」が採用され、前後のサイズ調整も可能です。
さらに、アウトソールには登山靴で培われた技術を持つ「VIBRAM CITY PLUS」を使用しており、耐久性が高く、都市での快適な歩行をサポートします。
アッパー部分は、日本製の綿・ポリエステルが使用され、多様な足の形にフィットする伸縮性を持っています。

これからの歩み

114年間の歴史を持つ岡山県の老舗地下足袋メーカーである株式会社丸五によって製造されているこの靴は、ただのファッションではなく、健康を考えた実用的な商品の代表といえます。
サイズ展開は幅広く、価格は15,800円（税抜）。この革新靴を普段の生活に取り入れることで、足から健康を手に入れる手助けとなるでしょう。