PKSHAとシノケングループが手がける新しいAIエージェント
株式会社PKSHA Technology(通称:PKSHA)とその子会社、株式会社エクストーン(Xtone)は、株式会社シノケングループと提携し、投資用不動産向けのセールスAIエージェントの共同開発を発表しました。この新しいAIエージェントは、今秋中に提供開始予定であり、より質の高い顧客対応を実現することを目的としています。
AIエージェント開発の背景
シノケングループは、1990年の創業以来、不動産営業における豊富な経験と実績をもとに、会社員や公務員向けに少ない自己資金での資産形成を支援するサービスを提供しています。しかし、近年の顧客ニーズやライフスタイルの多様化に伴い、従来の営業手法では対応しきれないケースが増えています。具体的には、質問への回答に時間がかかったり、顧客と営業担当者との面談時間の調整が難しくなっている点が挙げられます。
この問題解決の一環として、AIを活用した自動応答が可能なセールスエージェントの開発に着手しました。このAIエージェントは24時間体制で顧客の問い合わせに対応できるため、顧客は煩わしい待ち時間を削減し、いつでも質問や相談ができます。これにより、顧客とのコミュニケーションの質も向上することが期待されます。
開発の概要
開発されるセールスAIエージェントは、顧客のライフスタイルやニーズに応じて最適な物件を提案し、申込みをスムーズに行うことを目指します。具体的には、顧客がオンラインでアクセスできるプラットフォーム上で、会社や商品の説明に加え、不動産投資に関連する各種質問にも自動で対応できるサービスを提供します。
このAIエージェントは、シノケングループの豊富な商談ノウハウを基盤としており、顧客が抱える問題を主体的に解決するパートナーとして機能します。そして、PKSHAが独自に開発した自然言語処理技術や機械学習のノウハウを駆使し、Xtoneの優れたUI/UXデザイン技術と融合させることで、滑らかで高精度な対話体験を実現します。
今後の展望
不動産業界は依然としてアナログな仕組みが多く残る中、シノケングループの豊富な経験を活用し、PKSHAグループは最新のAI技術を積極的に取り入れることで、業務の自動化を進めていきます。この取り組みにより、顧客は必要な情報をいつでも得られるようになり、不透明性が解消され、安心して不動産投資に臨むことができるようになります。また、従業員はより高いサービス品質の向上に注力できるため、競争力強化にも寄与するでしょう。
PKSHAとシノケングループの協力によるセールスAIエージェントの開発は、顧客や営業担当者にとって、より便利で快適な体験をもたらすと同時に、人とソフトウェアが共に進化する社会の実現に向けた一歩となるでしょう。